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真島 直子《チミモウリョウ乞》 Naoko Majima “Chimimōryō - Begging”
会場
ヒノギャラリー
hino gallery
会期
2026年3月23日 ー 2026年4月11日
展覧会概要
真島 直子《チミモウリョウ乞》 マジマ ナオコ《チミモウリョウコイ》
Naoko Majima “Chimimōryō - Begging”
ヒノギャラリーでは2026年3月23日(月)より「真島直子《チミモウリョウ乞》」を開催いたします。
真島直子(b. 1944)の作品、また制作の背景には、この世の不条理、そしてそれを含む摂理への反応によるところが認められるといえます。それをより根拠づけるかのごとく、真島がこれまで辿ってきた作家として、また、ひとりの人間としての軌跡は、数々の数奇な運命によってもたらされているのですが、その波乱に満ちたともいえる境遇こそが、創作の動力となり、そこから生み出された作品たちは、どこか異様な力をまとって、真島直子の作家性をより際立たせるものにしています。
《チミモウリョウ乞》(読み:ちみもうりょうをこう)と題された今回の展覧会では、新作の油彩画を発表いたします。「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」という言葉からは、ともするとネガティブな印象を受けてしまいがちですが、真島は、自然界の魔物や精霊たちを表す「魑魅」や「魍魎」といった語彙、またそれらが持つ人為を超えた力に着目したといい、またカタカナ表記にすることで、本来の意味とは少し異なる作家独自のイメージを与える試みも示唆されます。これまでも《地ごく楽》や《脳内麻薬》といった、真島ならではのタイトルが作品や展覧会名に付されてきましたが、それらに共通することはやはり、自身が経てきた体験や世の不条理に対する憤り、やるせなさが端緒にあるように感じられます。しかし一方で、不可抗力な出来事を含むあらゆるすべてを受け入れ、それでも前進していこうとする作家のひたむきさと静かなる強さもうかがうことができます。
今回の新作はそのタイトルから、「チミ」や「モウリョウ」たちにある種の慰めや救いを求めるような解釈もできますが、それらは結局のところ作家自身が作品へもたらすものであり、当然そこに真島の深い慈悲や慈愛の念があることは言うまでもありません。絶えず制作を続けること、この作家のレジリエンスはこれまでもこれからもそれがすべてであり、今回の新作展は、真島のそうしたあらためての決意と覚悟、そして新たな希望を感じていただけるものになることでしょう。
ヒノギャラリーでは約5年ぶりの個展となります。また今回関連展示として、銀座のぎゃらりい秋華洞にて「真島直子《自問自》」が3月27日(金)から4月4日(土)まで開催されます。こちらでは未発表の過去作を中心に、紙を支持体とした作品をご覧いただけます。弊廊展とあわせてご高覧くださいませ。
- 展覧会ホームページ
- http://www.hinogallery.com/2026/3702/
会場情報
登録日:2026年3月17日