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芹沢銈介生誕130年記念展
型紙 KATAGAMI
美しい染物への約束
会場
静岡市立芹沢銈介美術館
Shizuoka City Serizawa Keisuke Art Museum
会期
2025 10/7(火) ▶12/7(日)
展覧会概要
芹沢銈介生誕130年記念展 型紙 カタガミ 美しい染物への約束
KATAGAMI
「よき型紙は美しい染物を約束する、そしてそれ自身美しい。」「型紙に付て」(一九三五年「工藝」第五十号「挿絵略解」より)
10代に画家を夢み、20代にデザイナーとして活動していた芹沢銈介は、30代半ばになって染色家としてデビューし型染を始めました。型染は、「型紙」の上から糊を置くことで防染する間接的な染色技法で、芹沢はこの技法の特徴を活かして数々の傑作を制作し、国内外で高い評価を得ました。
一方、芹沢が彫った型紙そのものの美しさも高く評価されています。「型紙」は、和紙を柿渋で貼り合わせた渋紙に下絵を貼り、小刀で彫ることで作られます。しかし芹沢は下絵の通りに彫るのではなく、頭の中で模様を思い描きながら、その場で絵を描くように彫り進めます。こうして完成した型紙は骨格となり、後の工程で変化を加えながら数々の作品を生み出していくことになります。
40歳のとき芹沢は、沖縄の伝統的な染物「紅型」の型紙について、「よき型紙は美しい染物を約束する、そしてそれ自身美しい」と記していますが、芹沢の型染作品も、 型紙に約束された美しさをもっているといえるでしょう。
芹沢銈介の生誕130年を記念する本展覧会では、東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館(仙台)が所蔵する芹沢の型紙を中心に、「美しい染物への約束」ともいえる芹沢銈介の型紙の世界をお楽しみいただきます。
- 協賛・協力等
- 【出品協力】東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館
- 休催日
- 毎週月曜日(10/13、11/3、11/24は開館)、10/14、11/4、11/25
- 開催時間
- 9:00 ~ 16:30
- 観覧料
- 一般420円/高校生・大学生260円/小学生・中学生100円/未就学児無料
- (団体割引は30名以上でご利用いただけます)
※静岡市内在住の70歳以上の方・小中学生(通学含む)無料
※障がい者手帳等の提示により本人及び同伴者1名無料 - 展覧会ホームページ
- https://www.seribi.jp/exhibition.html
イベント情報
生誕130年記念講演会「芹沢銈介の思い出」
芹沢銈介の生誕130年を記念して、芹沢銈介と親交のあった染色家・山内武志さん、東京造形大学名誉教授・大橋正芳さんのお二人に、芹沢銈介との思い出についてお話しいただきます。
講師 山内武志(染色家)
大橋正芳(東京造形大学名誉教授)
日時 2025(令和7)年11月23日(日・祝)
18:00~19:30
定員 90名
会場 芹沢銈介美術館 D展示室
参加費 無料(ただし観覧料が必要です)
申込み 静岡市コールセンター(054-200-4894)へお申し込みください。※先着順
申込期間:10/8(水)~11/13(木)
この他、ギャラリートークなどのイベントを開催します。
詳しくはホームページや公式Xをご覧ください。
会場情報
静岡市立芹沢銈介美術館 シズオカシリツセリザワケイスケビジュツカン
Shizuoka City Serizawa Keisuke Art Museum
- 会場住所
-
〒422-8033
静岡市駿河区登呂5-10-5 - ホームページ
- https://www.seribi.jp/
登録日:2025年11月4日