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中村研一 生誕130周年記念展示
中村研一とモダニズム
第二期 モダニズム、出会いと展開
会場
中村研一記念小金井市立はけの森美術館
Ken-ichi Nakamura memorial Koganei City HAKENOMORI Art Museum
会期
2025 10/31 水 〉〉 12/21 日
展覧会概要
中村研一 生誕130周年記念展示 中村研一とモダニズム ナカムラケンイチトモダニズム 第二期 モダニズム、出会いと展開
1930年代半ば、順調に前途有望な洋画家としての道を歩んでいた中村研一にとって、艦船は魅力的なモティーフと映りました。海に浮かぶ近代的な装備を備えた巨大な構造物の存在感―間近に接する機会を何度か得たこともあり、艦船を主題とした作品がこの時期に複数描かれています。特に《艦隊入港》(1938)は、本展が初公開となる貴重な作品です。
他方、この時期は次第に日本の、そして世界の情勢が剣呑さを帯びていく時期でもありました。その中で軍艦に興味を寄せたことは、中村が軍部と接近していくこととも相関します。また、複数回に及ぶ中国訪問では、目にしたものへの純粋な興味の中にも時代が変化しつつあることが、おもいがけないモティーフとして表出します。
「中村研一とモダニズム」二期のテーマは“モダニズム、変容”です。時代によって変容するものは、画家のまなざしにうつる対象、すなわち、世界でしょうか、それとも世界を見ている画家自身でしょうか。そして、一度変容したモダニズムは、不可逆に失われたのか―本展では戦後の中村にも目を向けます。
中村研一とモダニズムとの結末を、ぜひとも会場でお確かめください。
洋画家・中村研一が生まれたのは明治28年(1895)。
令和7年(2025)はセイタン130周年であることを記念し、二期の展示を通して「中村研一とモダニズム」を探ります。
※本展は二期構成展示の二期めにあたります。一期から作品を大幅に入れ替えました。
- 主催者
- 小金井市立はけの森美術館
- 休催日
- 月曜日・火曜日
ただし、11月3日・11月24日は開館 - 開催時間
- 10時 ~ 16時30分
- (入館は16時まで)
- 観覧料
- 一般400円、小中学生200円
- ※未就学児および障がい者手帳をお持ちの方とその付き添いの方一名まで無料
イベント情報
ギャラリートーク
11月22日[土]14:00~14:30
12月20日[土]14:00~14:30
参加無料(要観覧券)
学芸員が展覧会の内容や作品について解説を行います。事前予約不要です。
※当日時間に合わせて展示室にお越しください
絵画ワークショップ(要申込、10月16日より)
11月8日[土]13:30~15:30
講師:内山徹(日本画家)
対象:中学生以上
定員:15名 費用:200円(材料費)
「大自然をどう捉えるか、どう表現するか」をテーマに、表現にチャレンジしましょう。
ねんどワークショップ(当日先着順)
12月7日[日]13:30~15:30
講師:永井友梨(当館学芸アシスタント)
対象:どなたでも(~小学校低学年は保護者同伴)
定員:15名 無料
「ねんどで中村研一を作ってみよう!」ブロンズ像を観察後、その記憶を頼りに、研一像の再現にトライ!
会場情報
中村研一記念小金井市立はけの森美術館 ナカムラケンイチキネン コガネイシリツハケノモリビジュツカン
Ken-ichi Nakamura memorial Koganei City HAKENOMORI Art Museum
- 会場住所
-
〒184-0012
小金井市中町1-11-3 - ホームページ
- https://www.hakenomori-art-museum.jp/
登録日:2025年11月4日