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爲三郎記念館 特別展
光彩の径(みち) 加藤令吉展
融合しないものを融合させること
装飾と造形の新たな世界
伝統と革新
幽玄の世界
会場
古川美術館 分館爲三郎記念館
Tamesaburo Memorial Museum
会期
2025年10月25日[土]ー12月21日[日]
展覧会概要
爲三郎記念館 特別展 光彩の径(みち) 加藤令吉展 コウサイノミチ カトウレイキチテン
背戸窯の22代目として生まれた加藤令吉は、父・加藤釥に若い頃より伝統技法を叩き込まれ、その基盤の中に現代の要素を取り入れた作風を展開させてきました。伝統を受け継ぎつつも、自分の作陶世界を追及する歩みには、常に斬新な視点と洗練された感性がありました。また大学時代より憧憬するクリムトの作品に触発され、陶と金属の融合を作陶のテーマとしてきました。異素材の融合は、加藤令吉の装飾性を高め、現在では作者の代名詞でもあります。
過去作には、大胆なフォルム展開と、土自体に彫刻を施す装飾方法が取られており、造形と土本来の力強さが感じられます。そして次第に器に文様を描きこんで装飾するという方法に大きく変化し、黒釉金銀彩や幻青シリーズへと発展してきました。それは「融合しないものを融合させること」を主題に、鉄の顔料を用いた器体に赤や金彩の文様をほどこした表現であり、新たな挑戦でした。施された文様はいずれも幾何学的なもので、かねてより作品に漂っていたモダンな雰囲気が、さらに洗練されて表出されました。そして多色による装飾の表現から、近年、新たに編み出した表現は単色による幽玄な世界でした。それは白を基調とした地に金彩で装飾を描き出すスタイルで、装飾と造形、その二つが融合した新たな世界を見ることができるのです。初期作と新作を展示する本展では、スタイルを幾度と変えながらも、一貫して追求した伝統の手法と陶魂に裏打ちされた斬新で自由豪放なエネルギーをお楽しみください。
- 主催者
- 公益財団法人 古川知足会
- 協賛・協力等
- 特別協賛|東海東京証券株式会社
後援|愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、瀬戸市、瀬戸市教育委員会、公益財団法人瀬戸市文化振興財団、瀬戸市文化協会、中日新聞社、CBCテレビ、東海テレビ放送、テレビ愛知、スターキャット株式会社 - 休催日
- 月曜日 ※但し、11月3日(月・祝)は開館、翌4日(火)休館 11月24日(月・振休)は開館、翌25日(火)休館
- 開催時間
- 10時 ~ 17時
- (入館は16時半まで)
- 観覧料
- ①古川美術館・分館爲三郎記念館の共通券
大人:1,200円/高・大学生:500円/中学生以下:無料
②美術館単館券900円 ③爲三郎記念館単館券600円 - ※①~③にかかわらず中学生以下は無料
※②、③は年齢区分なし
●毎月18日のみ、65歳以上の方200円割引(年齢が確認できるものを提示)
●和装の方 半額(本人のみ)
★上記以外にも各種あり。詳しくはフロントでお確かめください。
※各種割引は2館共通入館券にのみ適用。
前売入館券(2館共通券のみ)
古川美術館・分館爲三郎記念館共通入館券(2館共通券)のみ各200円引にて販売
●「ArtSticker(アートスティッカー)」にてチケット販売。
●その他のチケット購入はこちら
チケットぴあ ぴあPコード:687-312
セブンチケット セブンイレブン:112-137
CNプレイガイド CNプレイガイド:CN-37655
発売期間 2025年9月10日(水)~12月21日(日)
●名古屋市文化振興事業団チケットガイド(大人券のみ)
TEL 052-249-9387(平日9時~17時/郵送可) - 展覧会問合わせ先
- TEL 052-763-1991
イベント情報
加藤令吉展 イベント ★参加費の明記のないイベントは、当日の入館券のみでご参加できます。
加藤吉によるアーティストトーク [予約不要]
日時|10月25日(土)11:00~ ★初日・オープニングトーク
11月29日(土)11:00~
場所|爲三郎記念館
学芸員によるギャラリートーク [予約不要]
日時|11月2日(日)・12月6日(土)各日11:00~
場所|爲三郎記念館
学芸員による美術講座 [要予約]
「加藤令吉の足跡」
日時|11月13日(木)13:30~15:00
講師|林奈美恵(古川美術館 学芸員)
定員|22名(申込先着順)
場所|古川美術館2階AVルーム
令吉の器と迎える [要予約、流派不問]
炉開きのひととき
日時|11月14日(金)・16日(日)※全席、作家がお迎えします
①10:30~ ②11:30~ ③12:30~ ④13:30~ ⑤14:30~
定員|各席6名(申込先着順)
参加費|4,000円(別途入館券が必要)
場所|爲三郎記念館 知足庵
(特別企画) [要予約]
弘法市の日に巡る覚王山・城山 歴史文化と美術散策
覚王山日泰寺の縁日に、古川美術館と揚輝荘スタッフが街の魅力をご案内します。
日時|11月21日(金)・12月21日(日)9:30~12:00
定員|各回15名
参加費|3,000円(各施設入館料・呈茶代込)
〈集合場所〉城山八幡宮 相応寺・揚輝荘・日泰寺・鉈薬師 爲三郎記念館
あいちウィーク(11/21-11/27)親子で美術館へ行こう!
お子様(中学生以下)同伴でご来館の方
(特典1)共通入館券半額(1名様)
(特典2)爲三郎記念館の魅力を伝えるワークシートを配布
数寄屋(de)Caféからのお知らせ
※数寄屋de Caféの開館日・営業時間は古川美術館に準じます。
※爲三郎記念館ご来館の際は、文化財保護のため素足でのご入館はご遠慮ください。
爲三郎記念館(数寄屋de Café)&揚輝荘(カフェ)
特別コラボレーション 秋の味覚を巡る和菓子散歩
覚王山 不老園の創作和菓子をご提供します。SNS投稿で粗品プレゼント!
※両施設カフェを巡りご注文 → 両施設をSNS投稿 →2館目のフロントにご提示
10月25日(土)~11月3日(月・祝)
呈茶回数券キャンペーン
12月2日(火)~21日(日)
〈6枚つづり〉通常販売価格 5,000円(税込)⇒4,500円(税込)
背戸窯三代の系譜
加藤令吉展期間中は数寄屋de Caféにて、加藤令吉、父・釥、そして祖父にあたる丈助の抹茶碗にてご提供します。
背戸窯三代続く加藤家の秘宝をぜひご堪能ください。
※各種イベントや体験講座の実施日は、開催場所の部屋が一時的にご利用、観覧できない場合がございます。何卒ご了承ください。
会場情報
古川美術館 分館爲三郎記念館 ブンカンタメサブロウキネンカン
Tamesaburo Memorial Museum
- 会場住所
-
〒464-0066
名古屋市千種区池下町2丁目50番地 - ホームページ
- https://www.furukawa-museum.or.jp/
登録日:2025年11月4日