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荏原 畠山美術館 新館開館一周年記念

「数奇者」の現代

―即翁と杉本博司、その伝統と創造

会場

荏原 畠山美術館 本館2階展示室、新館展示室1・2・3

EBARA HATAKEYAMA MUSEUM OF ART

会期

2025年10月4日|土|-12月14日|日|

前期:10月4日|土|-11月9日|日| 後期:11月12日|水|-12月14日|日|

展覧会概要

荏原 畠山美術館 新館開館一周年記念 「数奇者」の現代 「スキシャ」ノゲンダイ ―即翁と杉本博司、その伝統と創造

当館コレクションと現代美術作家 杉本博司の作品およびそのコレクションで構成する本展は、日本の文化と美術を換骨奪胎し、その中に新しい光を差し入れる、そのような杉本博司の新作を含めた作品と当館のコレクションとのセッションをとおして、数寄の精神と茶の美とは何か?を問う試みになります。
新館の基本設計を担当した新素材研究所を主宰する杉本博司が、その設計空間の趣旨を生かし、新空間に相応しい新作品およびそのコレクションを世界の美術館関係者および美術愛好者に向けて発信する機会となることも期待しています。
当館の創設者 即翁 畠山一清は近代数寄者の最後世代にあたり、晩年には自身の茶道具コレクションを皆とともに最高の状態で鑑賞する「場」にこだわり、当美術館の本館を構想しました。そこに貫かれた姿勢や込められた想いと、現代の「数寄者」とも呼ぶべき杉本博司の芸術をとおして数寄の在りかを探る機会にしたいと思います。


現代に「数寄」は可能か? ―杉本博司
その昔、利休の頃、茶室は囲うと言われた。造るのではない。簡素な材で場を囲い、雨露を凌ぐ屋根を架ける、侘び茶の精神だ。私はこの荏原 畠山美術館新館を、設計者として大きなコンクリートの壁で囲った。現代の茶室と思いなして。
この囲いの中で私の集め、また作った茶道具を披露することになった。こんな作家冥利に尽きることはない。自画自賛だ。

主催者
荏原 畠山美術館
協賛・協力等
特別協力:公益財団法人 小田原文化財団
休催日
月曜日(祝日の場合は開館、翌日が休館) ただし11月11日(火・展示替え日)は休館
開催時間
10:00 ~ 16:30
(入館は閉館30分前まで)
観覧料
一般 1,500円 学生(高校生以上) 1,000円
※オンラインチケット割引あり ※中学生以下は無料(保護者の同伴が必要)

当日券の購入およびショップ・カフェでのお支払いは「キャッシュレス決済のみ」となります。ご利用可能な決算方法は、クレジット・交通系ICカード・電子マネー・QRコードとなります。
展示替え情報
※会期中、一部展示替えあり
展覧会ホームページ
https://www.hatakeyama-museum.org/exhibition/000207.html
展覧会問合わせ先
050-5541-8600(ハローダイヤル)

イベント情報

1 鼎談「数寄者、諤々斎と語る」出演:杉本博司氏、内田鋼一氏(陶芸家)、千宗屋氏(武者小路千家第15代家元後嗣)
進行:水田至摩子(当館学芸課長)
10月11日(土) 14:00~15:30
定員:70名 参加費:無料(要入館料)

2 講演会「新生 荏原 畠山美術館、デザインとその設計手法」
講師:榊田倫之氏(建築家・新素材研究所)
11月8日(土) 14:00~15:30
定員:70名 参加費:無料(要入館料)

3 講演会「杉本博司さんと佐賀町エキジビット・スペース」
講師:小池一子氏(クリエイティブ・ディレクター/佐賀町アーカイブ主宰)
11月29日(土) 14:00~15:30
定員:70名 参加費:無料(要入館料)

4 鑑賞会(本展のみどころを紹介いたします)
第1回目:10月4日(土) 講師:岡部昌幸 (当館館長)
第2回目:12月6日(土) 講師:水田至摩子(当館学芸課長)
各日とも10:30~11:30
会場:荏原 畠山美術館 新館1階多目的室
定員:各回70名
参加費:無料(要入館料)

※事前申込制。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
その他のイベントを開催するウェブサイトでご案内します。
※事前申込不要の学芸員によるミニトークを開催致します。
詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。

会場情報

荏原 畠山美術館 エバラ ハタケヤマビジュツカン

EBARA HATAKEYAMA MUSEUM OF ART

会場住所
〒108-0071
港区白金台2-20-12
ホームページ
https://www.hatakeyama-museum.org/
更新日:2025年10月30日
登録日:2025年10月28日