ID:80727

没後50年

笹村草家人展 SASAMURA sokajin

根源へ向かう感性

会場

碌山美術館

ROKUZAN ART MUSEUM

会期

2025.9/20 ~11/30

展覧会概要

没後50年 笹村草家人展 ササムラソウカジンテン 根源へ向かう感性

SASAMURA sokajin

笹村草家人(ささむら そうかじん 本名:良紀、1908-1975)は、東京美術学校塑像部を卒業、戦時中に教授・石井鶴三のもと東京美術学校の助教授を務め、再興日本美術院彫塑部で活躍した彫刻家です。笹村は彫刻の道を探求するかたわら、1953年に南安曇教育会に組織された荻原碌山研究委員会の指導者として迎えられ、荻原の事蹟の掘り起しとカード化、『彫刻家 荻原碌山』の刊行、作品保全とブロンズ化、碌山美術館の創設の中核を担いました。
モデルの内側に確乎として存在する根源の姿を写しとることを求めた笹村。それが達成できたのは生涯でわずかに三点のみと考えるほど、その探求する姿勢は厳しいものでした。その厳しい姿勢は、美術学校の助教授という教育者としても、荻原守衛の顕彰・普及に努め、禅宗の僧侶についての書籍を編集・刊行する研究者としても、一貫しています。
その一方、碌山美術館創設に建築家として関わった今井兼次は、笹村設計のグズベリーハウスや美術の倉が来館者の心に愉しく親しみあるものを与えているとし、笹村に「きびしさと愛情に満ちた天性の資質」を読み取っています。
このたびは没後50年を機に収蔵作品を主に展示します。笹村が探求した彫刻の世界をご覧いただくとともに、碌山美術館、グズベリーハウス、美術の倉に漂う笹村の類まれな感性を感じ取っていただけましたら幸いです。

展覧会ホームページ
http://rokuzan.jp/%e6%b2%a1%e5%be%8c50%e5%b9%b4%e3%80%80%e7%ac%b9%e6%9d%91%e8%8d%89%e5%ae%b6%e4%ba%ba%e5%b1%95/

会場情報

碌山美術館 ロクザンビジュツカン

ROKUZAN ART MUSEUM

会場住所
〒399-8303
安曇野市穂高5095-1
ホームページ
http://www.rokuzan.jp/
問い合わせ先
0263-82-2094
更新日:2025年10月16日
登録日:2025年10月14日