ID:80511
『白樺』 SHIRAKABA
日本における西洋美術の導入と広がり
会場
茅ヶ崎市美術館
CHIGASAKI CITY MUSEUM OF ART
会期
2025 9/2(火)→11/9(日)
詳細、最新情報は当館ウェブサイトをご覧ください
展覧会概要
『白樺』 『シラカバ』 日本における西洋美術の導入と広がり
SHIRAKABA
『白樺』は、武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)や志賀直哉ら学習院同窓を中心に1910(明治43)年から1923(大正12)年まで刊行された雑誌です。彼ら自身の小説や批評を発表する場であると同時に、西洋美術を紹介する新たなメディアとしての役割も担っていました。明治から大正にかけての日本は西洋から多様な文化や価値観・思想が流入し、印刷技術も飛躍的な発展を遂げた時代であり、多彩な雑誌が次々と生まれました。その中で『白樺』はレンブラント・ファン・レインやジョルジュ・ルオーといった西洋の画家や作品を図版や評論を通して紹介するだけでなく、彼らの芸術表現の背景にある精神性にも焦点を当てた点が大きな特徴と言えるでしょう。
本展では、小説家でありながら美術へも強い関心を抱き自身も絵筆を取っていた実篤と、『白樺』の表紙を多く手掛けた岸田劉生(りゅうせい)にそれぞれ焦点を当て、近代日本における西洋美術受容の一側面を探ります。また、白樺派が主催した西洋美術の展覧会や同時期に生まれた美術雑誌、文芸雑誌なども併せてご紹介いたします。雑誌というメディアによって共有された理念や価値観の広がりを、作品および関連資料を通じて当時の空気とともに感じていただければ幸いです。
- 主催者
- 公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
- 協賛・協力等
- |協力| 我孫子市白樺文学館、県立神奈川近代文学館、調布市武者小路実篤記念館、平塚市美術館、町田市立国際版画美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし9月15日、10月13日、11月3日は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
- 開催時間
- 10:00 ~ 17:00
- (入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般:800円(700円) 大学生:600円(500円) 市内在住65歳以上:400円(300円)
高校生以下、障がい者およびその介護者は無料 - ※( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/9410/
イベント情報
●ワークショップ
いずれも9月2日(火)10:00より電話(0467-88-1177)または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。
「手製本講座 雑誌『白樺』から知る本づくり」
『白樺』と同じ製本方法である平綴じと、同じく冊子向きの製本である中綴じで二冊を製本します。
講師:植村 愛音(古本と手製本ヨンネ主宰)
日時:9月23日(火・祝) ①11:00ー13:00 ②14:30ー16:30
対象:中学生以上
定員:各回16名(事前申込制/先着順)
料金:1,000円 会場:2階アトリエ
「カード織り体験 自分の手で織るしおり」
『白樺』の表紙で用いられている模様をイメージした柄をカード織りで表現し、しおりを作ります。
講師:貫洞(かんどう) 彩(salvia カード織り講師)
日時:10月13日(月・祝) ①11:00ー13:00 ②14:30ー16:30
対象:高校生以上
定員:各回8名(事前申込制/先着順)
料金:2,000円 会場:2階アトリエ
●講演会
「『白樺』とその周辺 明治末年の雑誌文化にみる美術の広がり」
講師:松本和也(神奈川大学教授)
日時:11月2日[日]14:00ー15:00
会場:1階エントランスホール
定員:50名(申込不要/当日先着順)
料金:無料
●ギャラリートーク
日時:9月6日(土)、10月26日(日) 各日14:00ー(30分程度)
会場:展示室
担当:雲中(くもなか) あみ(当館学芸員)
料金:無料(要観覧券/事前申込不要)
●先生たちのための10日間
本展の開幕より約10日間、無料でご鑑賞できます。詳細は本展ウェブサイトをご確認ください。
対象:保育園、幼稚園、小・中・高等学校、大学の教員、学童スタッフの皆様
期間:9月2日(火)ー9月15日(月・祝)
料金:無料(申込不要)
会場情報
茅ヶ崎市美術館 チガサキシビジュツカン
CHIGASAKI CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒253-0053
茅ケ崎市東海岸北1-4-45 - ホームページ
- https://www.chigasaki-museum.jp/
登録日:2025年9月9日