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令和7年度 美濃加茂市民ミュージアム現代美術レジデンスプログラム
橋を渡す 柄澤健介 展
会場
美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室・美術工芸展示室
Minokamo City Museum
会期
2025年(令和7年)9月20日(土)~10月19日(日)
展覧会概要
令和7年度 美濃加茂市民ミュージアム現代美術レジデンスプログラム 橋を渡す 柄澤健介 展 ハシヲワタス カラサワケンスケ テン
美濃加茂市民ミュージアムでは開館以来、「芸術と自然」をテーマに現代美術レジデンスプログラムを継続してきました。この企画では作家による滞在制作とその成果発表として展覧会を行う他、作家と市民の交流の場としてワークショップなどを開催しています。今年度は愛知県在住の作家・柄澤健介(1987年~)を紹介します。
作家は登山をはじめ、自然に身を置く体験から山河のイメージを木彫で表現しています。素材にはクスノキの丸太を用い、チェーンソーを使って彫り込みます。一塊の木から出現させた線と面、表裏の関係性、複雑な造形を様々な角度から眺める時、眼の前の風景はめくるめく展開していきます。連なる山の稜線、切り立つ崖、深い谷間。窪みの部分に流し込まれた乳白色のワックスは、氷河の冷気や水の深度を連想させます。柄澤健介の作品は、大地と地底を一時に見るような不思議な体感を観る者に抱かせます。
近年、作家はこうした木彫にフレーム状の鉄を組み合わせた空間構成を模索しています。そして自然との関係性の中で人が生み出す造形について思いを巡らせ、自然の中で生きるために人が作る建築物を「自然」と言わないのは何故か、と問いかけます。
今回の展覧会に向けて作家は約1か月間、当館のアトリエ棟に宿泊滞在しながら新作を制作します。彫刻と鉄の構造物で成り立つ自身の作品を谷間に架かる橋のイメージに重ね、人と自然と芸術の関係性について考察します。山と山の間に一本の橋を渡すような、人間の建築的な営みを自然と捉え直す柄澤健介の新しい試みは、「芸術と自然」の定義を広げるものともなるでしょう。
- 主催者
- 美濃加茂市
- 協賛・協力等
- 企画協力 アートボランティア
助成 公益財団法人せきしん地域振興協力基金 - 休催日
- 月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館)9月22日(月)、29日(月)、10月6日(月)、14日(火)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- https://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/2025/2025_05.cfm
イベント情報
1 オープンスタジオ
企画展に向けて柄澤健介が作品を制作する現場を見学できます。10時から作家によるトークを行います。
日時 2025年8月23日(土)午前9時~午後5時
※午前10時~11時アーティストトーク
会場 みのかも文化の森 別棟収蔵庫
参加料 無料 ※事前申し込み不要
2 アーティストトーク
作家がこれまでの制作や今回の作品について語ります。
日時 2025年9月20日(土)午後1時~2時
会場 企画展示室・美術工芸展示室
参加料 無料 ※事前申し込み不要
3 ワークショップ「景色の発掘」
事前申し込み 2025年9月9日(火)~21日(日)
木と蝋を汲みわせた素材を、鋸・鑿などの道具を使って彫刻します。彫り進むことで現れてくる素材の内側とその痕跡の形から、新しい景色を発見しましょう。
日時 2025年10月5日(日)午後1時~4時
会場 陶芸室
参加料 500円
定員 10名
対象 小学生以上(小学生の方は保護者同伴)
申込方法 事前申し込み(2025年9月9日(火)~21日(日))
※応募多数の場合は抽選となります。
WEBからのお申し込み
申込画面が表示されます(専用サイトhttps://logoform.jp/form/XQZW/1166550)。
ハガキ・ご来館によるお申し込み
ご案内が表示されます。※講座名(行事名)を明記してください。(https://www.forest.minokamo.gifu.jp/course/moushikomi_info/index.cfm)
会場情報
美濃加茂市民ミュージアム ミノカモシミンミュージアム
Minokamo City Museum
- 会場住所
-
〒505-0004
美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1 - ホームページ
- http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
登録日:2025年9月9日