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特別展

Special Exhibition

石州和紙といわみのくらし Sekishu Washi Paper and the Local Lifestyle of Iwami

会場

島根県立石見美術館 展示室B

Iwami Art Museum Shimane Arts Center [Grand Toit]

会期

2025年08月22日(金)~2025年11月24日(月)

展覧会概要

特別展 石州和紙といわみのくらし セキシュウワシトイワミノクラシ

Special Exhibition Sekishu Washi Paper and the Local Lifestyle of Iwami

当館が所在する島根県西部、石見地域は、江戸時代には上質な紙の産地として知られました。津和野藩では長く租税の一部として生産がなされ、浜田藩で生産された紙が大阪商人の台帳となったことが知られます。紙を細く切り糸にして衣服や布団を作り、竹で作ったカゴに穴があけば紙を貼って補強するなど、手漉き和紙はこの地の暮らしと密接に結びついていました。明治・大正期を通して製紙は活発に行われましたが、戦後にパルプ紙が広がり、衣服や暮らしの道具を購入する暮らしに移行すると、手漉き紙が活躍する場面は暮らしの中から減っていきました。 この展覧会は、石見地域の伝統的工芸品で、文化財でもある石州和紙が、かつて石見地域で人々の暮らしとどのようにともにあったかを探るものです。100年ほど前に漉かれた紙をはじめ、紙の識別に使った木版の印や、簀桁(すけた)などの紙漉きの道具、紙衣や紙布の衣などを展示し、製紙をめぐる地域の実態と人々のくらしについて紹介します。また、2016年に石見美術館での展覧会をきっかけに制作された、石州和紙を用いた美術作品も展覧し、伝統的な素材と現在の表現との接続点もご覧いただきます。

休催日
毎週火曜日(9月23日は開館)、9月24日
開催時間
9:30 ~ 18:00
(展示室への入場は17:30まで)
観覧料
当日券
一般 300(240)
大学生 200(160)
高校生以下 無料
単位:円
※( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
https://www.grandtoit.jp/museum/exhibition/sekishubanshi_20250822/

会場情報

島根県立石見美術館 シマネケンリツイワミビジュツカン(シマネンケンゲイジュツブンカセンター「グラントワ」)

Iwami Art Museum Shimane Arts Center [Grand Toit]

会場住所
〒698-0022
益田市有明町5-15
ホームページ
https://www.grandtoit.jp/museum/
更新日:2025年9月2日
登録日:2025年9月2日