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ほどく かさねる きずかれる部屋 UNRAVELED OVERLAPPED BUILT ROOMS

出品作家:前田香奈、新井碧、浅山美由紀、山村祥子、川口哩央、ジェンスター運営事務局

会場

KOBE STUDIO Y3

KOBE STUDIO Y3

会期

2025年9月10日(水) ~30日(火)

展覧会概要

ほどく かさねる きずかれる部屋 ホドク カサネル キズカレルヘヤ 出品作家:前田香奈、新井碧、浅山美由紀、山村祥子、川口哩央、ジェンスター運営事務局

UNRAVELED OVERLAPPED BUILT ROOMS

今からおよそ100年ほど前の1929年、小説家のヴァージニア・ウルフは「女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分一人の部屋を持たねばならない」という言葉を残しています。
『女性』に振り分けられた人には様々な社会的障壁が課せられ、自由な創作は許されない時代に、ひとりだけの部屋は必要なものでした。年月を経た私たちにもそれは同様で、まだまだ偏見や差別の潜むこの社会で得た傷を、私たちはしばしば自分の部屋に持ち帰り、ほどき、向き合っていきます。自分の部屋はある意味で、シェルターのような場所です。
ただ一方で今や、かつてウルフが望んでいたように、フェミニズムの様々な蓄積の上で、私たちはそれぞれの考えを共有し、連帯することもできます。この展覧会では、個々の作家が自らや他人の傷に向き合い社会を考えることと、それを他者の経験と重ね合わせていくことの両方を大事にしています。
私たちが今、ウルフの声を聞きそこに共感するように、時間や空間や立場を超えて、自分一人で向き合っていた何かは連帯のきっかけになりえます。ひとつの「きず」から、それを自らほどき、他者とかさねることできずかれる部屋たちを、どうぞ訪ねてみてください。

協賛・協力等
企画/運営 ジェンスター運営事務局
休催日
16(火)、22(月)、29(月)休館
開催時間
10:00 ~ 19:00
展覧会ホームページ
https://cap-kobe.com/kobe-studio-y3/blog/2025/08/13/250910-30/

イベント情報

(4階ギャラリーで開催予定/参加無料)
●本持ち寄り会
9月14日(日)14:00-16:00
フェミニズムやジェンダーに関わる、読んで面白かった本、今から読む本、気になっている本などをもちよってみんなでおしゃべりします。

●出展者6名によるアーティストトーク
9月28日(日)15:30-16:30

会場情報

KOBE STUDIO Y3 KOBE STUDIO Y3

KOBE STUDIO Y3

会場住所
〒650-0003
神戸市中央区山本通3-19-8 神戸市立海外移住と文化の交流センター内
ホームページ
https://cap-kobe.com/kobe-studio-y3/
更新日:2025年8月26日
登録日:2025年8月26日