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都美セレクション グループ展 2025 Group Show of Contemporary Artists 2025

会場

東京都美術館 ギャラリーA、B、C

TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM

会期

2025年6月10日(火)-7月2日(水)

◎開催内容は都合により変更する場合がございます。最新情報は当館ウェブサイトをご確認ください。

展覧会概要

都美セレクション グループ展 2025 トビセレクション グループテン 2025

Group Show of Contemporary Artists 2025

都美セレクション グループ展」は、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的として、東京都美術館の展示空間だからこそ可能となる表現に挑むグループを毎年募り、その企画を実施するものです。
「都美セレクション グループ展 2025」では、さまざまな地域、ジャンルのグループによる企画のなかから選ばれた3グループが展覧会を実施します。絵画、写真、映像、インスタレーションなど、各グループが当館の3つのギャラリー空間に展開する独自の展示をお楽しみください。

GALLERY A 褻(ケ)に触れていく Touching Qe
アートにおける日本的方法論を模索する展覧会、研究会などの実践を通じて、伝統的な秩序や習慣、価値判断からこぼれ落ちたものを考察し、日本人の感覚や表現、記録や記憶のあり方を提示する。さらに、本展は継続するプロジェクトや研究的アプローチとして、展示作品のみならず、会場でトークイベントやワークショップ、現場制作を実施し、鑑賞者を含めた思考や活動のプロセスをどうアーカイヴするかについても研究を重ね、記録からこぼれ落ちたものを記憶し、伝えていく可能性について、創造的に考察・実践していく。
グループ名:ケカラハ Qukaraha
小瀬村真美 Kosemura Mami
岩井優 Iwai Masaru
宇多村英恵 Utamura Hanae
松尾孝之 Matsuo Takayuki
平諭一郎 Taira Yuichiro
東洋的もしくは日本的方法論は可能か?を模索するプロジェクトとしてアーティスト同士の対話から2023年に始動。「日本の秩序や習慣、そして、そこからこぼれ落ちたもの」を丁寧に再考していくトークや展示等を企画。アーティストだけではなく、広範囲の分野にわたる専門家と共にそれぞれの分野の狭域な視点や個人の話を共有していく場とする。また、その思考や活動のプロセスをどうアーカイブするか、もまたプロジェクトの内容に含まれる。
ウェブサイト:
https://qekaraha.com
助成:
公益財団法人 朝日新聞文化財団
公益財団法人 花王芸術・科学財団
NOMURA 野村財団

GALLERY B 感性が自然に擬態する Creating as the Mimicry of Nature
私たちは自然を描くとき、ただそれを写し取るのではなく、無意識のうちに自然と同化しようとしているのかもしれない。生き物が環境に適応し、擬態するように、私たちの感性もまた、自然の色や形、光や影の中に溶け込もうとする。しかし、その試みが強ければ強いほど、私たちは「自然そのもの」にはなりえないことを自覚させられる。そして、この葛藤のなかで作品は生れ落ちる。擬態することでしか捉えられない自然の姿を、本展を通じて探っていきたい。
グループ名:ビッグ・ネイチャー・ペインティングス BIG NATURE PAINTINGS
佐藤健太郎 Sato Kentaro
土田翔 Tsuchida Sho
安田萌音 Yasuda Moeto
柏倉風馬 Kashiwagura Fuma
佐藤健太郎、土田翔、安田萌音、柏倉風馬 (コーディネーター)によるアートグループ。3 人のアーティストは、自然へと迫ろうとする感覚を共有して持ちつつも、それぞれ異なる視点で制作に向き合っている。「自然を描く」とは一体何なのか。単なる再現ではなく、どのように捉え、表現するのか。その解釈を探ることが、本グループの試みの一つである。互いの視点を擦り合わせながら、 「自然を描く」ことの意味を問い直し、展覧会を通じて表現の可能性を模索していく。
ウェブサイト:
www.big-nature.com
助成:
公益財団法人 朝日新聞文化財団
一般財団法人 神山財団

GALLERY C パブリック・ファミリー Public Family
選べなくて、逃れがたい。
似ているけど、よく知らない。
「家族」は、簡単には断ち切りがたい存在として、私たちのすぐ近くに存在している。本展は、そんな私的でありながら公的である「家族」について見つめ直す試みである。5人のアーティストの作品実戦を通じて、訪れた人それぞれが、周りにいる「家族」の存在や、「家族」をめぐる自分自身の価値観に気づき、思いをめぐらせる機会を創出する。
グループ名:パブリック・ファミリー展実行委員会 Public Family Project Team
西田祥子 Nishida Shoko
工藤春香 Kudo Haruka
金川晋吾 Kanagawa Shingo
坂本夏海 Sakamoto Natsumi
佐々瞬 Sasa Shun
さめしまことえ Sameshima Kotoe
本展に参加する5人のアーティストは、それぞれの立場から家族や親しい間柄の人たちとの「公」と「私」のあいだにある関係性を手探りし作品化している。「家族」という観念を個々人のプライベートな空間から美術館という公共空間へとつなぎ、「家族」は社会の制度でありながら個人の内面と分かちがたく絡み合っていることを鑑賞者に伝え、家族をめぐる制度や価値観について、共に考えていくことを促す機会を作る為にこの団体を作った。
ウェブサイト:
https://sites.google.com/view/public-family-exhibition/home
助成:
公益財団法人 朝日新聞文化財団
公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団

主催者
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、各展覧会の実施グループ
休催日
2025年6月16日(月)
開催時間
9:30 ~ 17:30
(入室は閉室の30分前まで)
観覧料
観覧無料
展覧会ホームページ
https://www.tobikan.jp/exhibition/2025_groupshow.html

イベント情報

各イベントの内容は変更する場合がございます。最新情報や参加方法等の詳細は各グループのウェブサイトをご覧ください。

GALLERY A 褻(ケ)に触れていく
6/14(土)、6/15(日)
6/21(土)、6/22(日)
6/28(土)、6/29(日)
各日14:00-16:00
「つくえの対話」
「ケカラハ」が専門家を招いておこなう継続的な対話または実践の場。各回それぞれ異なるゲストとテーマを設定し、会場内のミーティングテーブル「つくえ」を囲むトークイベント+αを実施する。また、その内容はアーカイブとして記録される。各イベント詳細はwebサイトをご確認ください。
会場:東京都美術館 ギャラリーA
定員:15名程度
参加費:無料
事前申込不要、当日先着受付順
問合せ先:qekaraha@gmail.com

GALLERY B 感性が自然に擬態する
6/14(土)
15:00-16:30
「感性が自然に擬態する」
トークイベント
人類学者の石倉敏明氏をゲストに迎え、展示作品を起点に自然と芸術の関係性を探ります。
会場:東京都美術館 スタジオ
定員:50名程度
参加費:無料
事前申込不要、当日先着受付順
問合せ先:
big.nature.painting@gmail.com

GALLERY C パブリック・ファミリー
6/22(日)
14:00-16:00
「家庭はいかにして生まれたのか(仮)」
『「家庭」の誕生』の著者である社会学者・本多真隆氏をゲストに迎えたトークイベントを開催する。
2部構成を予定しており、第1部で本多氏による日本の近大家族制度の変遷についてのレクチャーを実施。
第2部では本展キュレーター及び参加作家と本多氏のクロストークを行う。
会場:東京都美術館 スタジオ
定員:50名
参加費:無料
事前申込制。
右記の二次元コードからお申し込みください。
問合せ先:
publicfamilyproject2025@gmail.co

会場情報

東京都美術館 トウキョウトビジュツカン

TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM

会場住所
〒110-0007
台東区上野公園8-36
ホームページ
https://www.tobikan.jp
更新日:2025年8月21日
登録日:2025年8月19日