ID:80235
鰭崎英朋 Hirezaki Eiho
浮世絵、最後の美人画。
会場
太田記念美術館
ŌTA MEMORIAL MUSEUM OF ART
会期
2025年5月31日[土]→7月21日[月・祝]
前期:5月31日[土]~ 6月25日[水] 後期 6月28日[土]~ 7月21日[月・祝]
※予告なく予定を変更することがあります。また、入場および観覧に際し、制限・制約やご協力をお願いする場合がございます。ご来館の前に、当館ウェブサイトやハローダイヤルにて最新情報をご確認ください。
展覧会概要
鰭崎英朋 ヒレザキエイホウ
Hirezaki Eiho
滅びゆく浮世絵、進化する石版画。
時代の狭間に漂う妖艶美。
鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)(1880~1968)は明治後期から昭和にかけて活躍した絵師である。浮世絵師・月岡芳年の門人である右田年英に入門し、明治36年(1903)頃から文芸雑誌や小説の単行本の口絵の制作を本格的に始める。明治末から大正にかけて、文学界を彩った英朋の妖艶な美人画は、広く大衆の心をつかんで大いに話題となった。他の絵師たちが展覧会に出品するため日本画の制作に傾注するなか、英朋は生涯、雑誌や小説という大衆向けのメディアを拠点とする絵師として活躍するのである。
英朋が手掛けた口絵や挿絵は、歴史の終わりを迎えようとする浮世絵版画(木版画)と、徐々に技術が進歩していく石版画やオフセット印刷によって制作されている。英朋は、浮世絵と石版画という、二つの異なる大衆向けメディアに専心した稀有な絵師であり、浮世絵版画の終焉を看取ったという意味で、真の「最後の浮世絵師」と言えるだろう。
本展覧会は、英朋が手掛けた木版画や石版画、オフセット印刷による口絵や挿絵、さらには肉筆画や下絵を含めた187点(前後期で全点展示替え)の作品を通して、出版メディアが移り変わる時代の狭間に活躍した英朋の画業を紹介する。
- 休催日
- 月曜日(7/21は開館)、6/26~6/27(展示替えのため)
- 開催時間
- 10:30 ~ 17:30
- (入館17:00まで)
- 観覧料
- 一般1,200円 大高生800円 中学生(15歳)以下無料
- 【リピーター割引】会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引(他の割引との併用はできません)
- 展示替え情報
- ※前後期で全点展示替え
- 展覧会ホームページ
- https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
イベント情報
【学芸員によるスライドトーク】展覧会の見どころを学芸員が解説します。
2025年6月3日(火)、6月18日(水)、7月2日(水)、7月11日(金)、7月15日(火)
各回10:50より 約30分 定員50名
当日10:30より美術館受付にて整理券を配布します。
会場情報
太田記念美術館 オオタキネンビジュツカン
ŌTA MEMORIAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒150-0001
渋谷区神宮前1-10-10 - ホームページ
- http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
- 問い合わせ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
登録日:2025年8月5日