ID:80151
菊地武彦― アナムネーシス ―想起する景― Takehiko Kikuchi―anamnēsis―evoked scenes
会場
足利市立美術館
Ashikaga Museum of Art
会期
2025年7月19日(土)―10月13日(月・祝)
展覧会概要
菊地武彦― アナムネーシス ―想起する景― キクチタケヒコ― アナムネーシス ―ソウキスルカゲ―
Takehiko Kikuchi―anamnēsis―evoked scenes
足利市を拠点に活動する菊地武彦(1960-)は1990年代より絵の始まりである「線を引くこと」をテーマに制作を行ってきました。初期の《線の気韻》シリーズでは、垂直線の重なりが凜とした緊張感を生み出し、大自然を彷彿とさせる画面をつくり、《土の記憶》では、偶然できたかたちに寄り添うことを作品の意図としました。さらに2010年代の《線の形象》では、線を引くことで現れる形態やイメージを肯定的に捉える試みをし、近作の《喫水線》では、余白と線の関係を問いながら、伸びやかな身体性に立ち返った制作を展開しています。
また菊地は、独自に研究した岩絵具やメディウムによる、日本画で使われる材料をベースにした独特な質感の画面をつくり上げ、そうして表される、様々な輝きを放つ物質感のある画面も、作品の魅力の一つに挙げられます。
本展では、菊地武彦の作品を初期から現在までたどる、美術館での初の大規模個展であるとともに、今度の展開を予見させる最新作品を合わせて展示することで、表現の全貌に迫ります。
- 主催者
- 足利市立美術館
- 協賛・協力等
- 助成:公益財団法人朝日新聞文化財団・公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協賛:一般社団法人多摩美術大学校友会
協力:一般財団法人おもい・つむぎ財団 - 休催日
- 毎週月曜日(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日をのぞく)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)、9月24日(水)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- (入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般1,000(800)円/高校・大学生700(560)円/中学生以下無料
- *( )内は20名以上の団体料金
*各種障がい者手帳をご提示の方とその介護者一名は無料となります。
*「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料となります(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)。
*第3日曜日「家庭の日」(7月20日、8月17日、9月21日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。
*縷縷プロジェクト永年オーナーおよび10年オーナーは無料、5年オーナーは団体料金となります(オーナー証をご提示ください)。 - 展覧会ホームページ
- http://www.watv.ne.jp/ashi-bi/2025-Kikuchi.html
イベント情報
講演・ワークショップ
※事前に電話(0284-43-3131)へお申し込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
※参加費は無料です。ご参加の方が展覧会をご覧いただく際には当日有効の観覧券が必要です(高校生以上)。
「国語、数学、理科、社会・美術の中で考える」
7月27日(日)10:30-12:00 講師:菊地武彦 定員:40名
*小学5年生以上~一般の方がご参加いただけます
「トークセッション リアリティをめぐるいくつかの試み」
8月24日(日)14:00-15:30
出演:菊地武彦×水野暁(画家)×川島健二(民俗学研究) 定員:40名
「絵の具ってなに?―古代の色材から―」
9月20日(土)10:30-12:00 講師:菊地武彦 定員:15名
いずれも会場:足利市立美術館 多目的ホール
トーク
※参加費、お申し込みは不要です。開始時刻に美術館受付前にお集まりください。
なお、高校生以上は当日観覧券が必要です。
「菊地武彦オープニングトーク」 7月19日(土)14:00-15:00
「学芸員によるギャラリートーク」 8月2日(土)、9月6日(土)各日14:00-15:00
「学芸員による鑑賞ワークショップ」 9月14日(日)14:00-15:00
会場情報
足利市立美術館 アシカガシリツビジュツカン
Ashikaga Museum of Art
- 会場住所
-
〒326-0814
足利市通2-14-7 - ホームページ
- http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
登録日:2025年7月29日