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アーティスト・イン・レジデンス プログラム2025「CAMP」 Artist in Residence Program 2025 “CAMP”
会場
青森公立大学 国際芸術センター青森
Aomori Contemporary Art Centre
会期
2025年9月15日(月)-12月15日(月)
展覧会概要
アーティスト・イン・レジデンス プログラム2025「CAMP」 アーティスト・イン・レジデンス プログラム2025「CAMP」
Artist in Residence Program 2025 “CAMP”
国際芸術センター青森(ACAC)では、開館からほぼ毎年公募によるアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを行っています。本公募では、アーティスト、キュレーター、リサーチャー等の広く文化芸術活動を行う方を対象とし滞在制作活動の機会を提供します。リサーチや制作、各種イベントの実施から成果発表までACAC学芸員や技術員をはじめとするスタッフがサポートします。また、ウェブサイトやカタログ等を通じてその活動を広く公開します。滞在制作の成果は、作品展示、パフォーマンス、ワークショップ、リサーチ過程の公開、プレゼンテーション等、形式を問わず今回の成果発表の場で発表していただきます。
滞在期間は、2025年10月11日から12月1日の51泊52日をコア期間として、その期間は原則ACACに滞在をしてもらいます。希望する場合は2025年9月15日から12月15日までの最長91泊92日の滞在が可能です。なお、希望する活動内容と期間が合致していることが推奨されます。
ACACの施設改修工事に伴い、2025年度はACACの展示棟ではなく、青森駅に直結するJR青森駅東口ビル内の協同組合タッケン美術展示館(以下「美術展示館」)を成果発表の場所とします。ACACの創作棟と宿泊棟は今年も滞在制作・宿泊場所として使用することが可能です。八甲田山の自然に囲まれたACACの展示棟は馬蹄型で高さ6メートルに及ぶ巨大な空間を持ち、これまでの滞在者の創作活動に少なくない影響を与えてきました。しかし、中心街から離れた場所にあるため、多くの市民にとってアクセスが容易な立地とは言えません。2025年度に利用する美術展示館は多数の商業施設を有するビルの4階に位置し、その窓からは市街地が見渡せます。建物の特性上、ACACの展示棟を利用していたときと比べ、多くのことに対して制約があり、さまざまな工夫を行う必要があります。しかし、そこから生まれる新たなコミュニケーションも2025年度ならではのACACのAIRのあり方と捉えています。
AIRプログラムでは毎年異なるプログラムのタイトルを掲げていますが、その名称はAIR参加者の活動内容を規定するテーマではなく、あくまでも期間中の活動を構想するうえでのひとつの手がかりと捉えてください。2025年度はACACにとって、施設を今後も活用していくために修復とケアを行うメンテナンス期間となります。プログラム名称「CAMP」は、一時的な居住のための場所や技術の訓練などを行うこと、特定の感性や信念を共有する集団、また歴史的にさまざまなマイノリティグループ間で共有されてきた反体制的な美学的感覚をも表す言葉です。表現者が集い滞在する場であることや、都会的な快適さから隔離され自らの表現と向き合うことになるACACの場所性を表すとともに、「CAMP」は非常事態や例外を生き延びていく術でもあるでしょう。
また2025年度は、ACACがアーティスト等を招へいする指名型AIRのイベント、海外の連携AIR団体からの推薦により招へいする表現者のAIRも同じ「CAMP」という枠組みの元で実施します。例年の公募型AIRと比べると状況が異なりますが、そうした中だからこそできることを考え、新たな視座を見出せるような活動を期待します。
- 展覧会ホームページ
- https://acac-aomori.jp/program/2025-1/
会場情報
青森公立大学 国際芸術センター青森 コクサイゲイジュツセンターアオモリ
Aomori Contemporary Art Centre
- 会場住所
-
〒030-0134
青森市合子沢字山崎152-6 - ホームページ
- https://www.acac-aomori.jp/
登録日:2025年4月8日