「ヴァナキュラー・比較文化論―国立民族学博物館・特別サテライト展示―」 Vernacular and Comparative study of cultures:Special satellite exhibition of National Museum of Ethnology

2024年度美術館休館中特別企画シリーズ
ムサビ版「驚異の部屋(ヴンダー・カマー)」―眠らない獅子計画 vol.5 「ヴァナキュラー・比較文化論―国立民族学博物館・特別サテライト展示―」 「ヴァナキュラー・ヒカクブンカロン―コクリツミンゾクガクハクブツカン・トクベツサテライトテンジ―」

Musabi’s “Wunderkammer 2024” : Never Sleeping Lion vol.5 Vernacular and Comparative study of cultures:Special satellite exhibition of National Museum of Ethnology

1970年大阪万博に先立ち、EEM(日本万国博覧会世界民族資料調査収集団)が世界各国で収集した資料は、太陽の塔内部の「地底の太陽」とともに展示され、国立民族学博物館に収蔵された。高度経済成長期の日本において、日本観光文化研究所が全国規模で収集した国内最大規模の民俗資料は本学に収蔵された。世界へ向けられた異文化へのまなざしと、日本列島の文化の多様さへのまなざしを、同時代の2つのコレクションは宿している。
今回の展示は、共催企画である国立民族学博物館の創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」のサテライト展示として開催する。EEMからタンザニアのマコンデ高原に住んでいたマコンデの人々による彫像を展示し、そこに本学が所蔵するパプアニューギニアの仮面などの海外資料、日本の民俗資料を組み合わせる。世界と日本の民具を、生活から生まれる造形=ヴァナキュラーを比較する視点から見つめて、知恵の素を探ってみたい。
なお、会期中の開館日は、民族資料室収蔵庫を毎日公開する。展示をきっかけに、みずからの視点で民具を熟覧してもらいたい。

主催者

武蔵野美術大学 美術館・図書館

協賛・協力等

共催=国立民族学博物館

休催日

水曜日・祝日

開催時間

10:00 ～ 17:00

(入館は16:30まで)

観覧料

無料

展覧会ホームページ

https://mauml.musabi.ac.jp/folkart/events/15273/

ワークショップ
会場=武蔵野美術大学 民俗資料室ギャラリー
民俗資料室収蔵庫
4月29日(火・祝)
「民具のミカタ」オリジナルトートバッグをつくろう!
美大生と一緒に民具をじっくり観察。お気に入りをトートバッグに描いてみよう!
時間=14:00-16:00 対象=小・中学生
定員=15名 *応募多数の場合は抽選
参加費=無料 お申込方法=当館webサイトのフォームからの事前申込み
*イベントに関する詳細は当館webサイトをご覧ください。

トークイベント
会場=武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
1号館104教室
共催=学芸員課程特別授業シリーズ
参加費=無料(事前申込不要)
*すべての学生・教職員のほか、サテライト展来館者もご参加いただけます。
4月24日(木)
アフリカ美術を知るために
―三つの視点をめぐる旅―
講師=緒方しらべ(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教)

5月8日(木)
宮本常一の現在性
―社会変革の民俗学―
講師=門田岳久(立教大学観光学部交流文化学科 教授)

5月15日(木)
『アイヌの民具』の頃
―民具実測事始め―
講師=小島孝夫
(成城大学文芸学部文化史学科 教授)

武蔵野美術大学 美術館・図書館 ムサシノビジュツダイガク ビジュツカン・トショカン

Musashino Art University Museum & Library

会場住所

〒187-8505
小平市小川町1-736

ホームページ

https://mauml.musabi.ac.jp/museum/