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三浦太郎展 絵本とタブロー
Taro Miura展
会場
刈谷市美術館 1階 第1展示室、特別展示室、ロビー
KARIYA CITY ART MUSEUM
会期
2026年1月31日(土曜)~3月22日(日曜)
展覧会概要
三浦太郎展 絵本とタブロー ミウラタロウテン エホントタブロー Taro Miura展
三浦太郎(1968年生まれ)は、2004年にヨーロッパで絵本作家としてデビューし、日本国内でも『くっついた』(こぐま社、2005年)や『ちいさなおうさま』(偕成社、2010年)など、意欲的な絵本を次々に発表してきました。優れたデザイン感覚やアイディアあふれる展開で読者を魅了する絵本は、たくさんの国で翻訳出版されています。
愛知県西尾にある、明治時代から続く書店が生家である三浦は、本に囲まれて育ち、「ずっと絵が好きだった」ことで、1987年大阪芸術大学美術学科に入学、シルクスクリーン版画を学びました。大学卒業後はフリーランスのイラストレーターとして活躍しますが、多忙を極めた日々を過ごす中で本当に自分が描きたいものを描けているのだろうか、という問いが頭をもたげるようになります。そのような時に板橋区立美術館の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観覧し、イラストレーターたちの多彩な作品を目にしました。この展覧会は、イタリアのボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアが主催するコンクールの入選作を紹介するもので、毎年春のブックフェア後に日本にも巡回されている展示です。絵本の世界の多様性を知った三浦は自らも応募しようと思い立ち、絵本づくりを始めます。2001年に初入選し、2003年の2度目の入選で再訪した際に、スイスの出版社から入選作の出版が決まり、絵本を本格的に制作するようになります。現在まで54冊を手がけ、20年以上のキャリアを重ねています。
また、2014年からはステンシルを使って描くタブロー(絵画作品)のシリーズを発表し始め、絵画制作にも精力的に取り組むようになります。さらに近年は心惹かれた哀愁漂う風景を描くようになり、絵本『みち』(あすなろ書房、2022年)を手がけるなど、ますます創作の幅を拡げています。
本展は、2022年に板橋区立美術館で開催された初の大規模な個展以降に制作された作品を加え、三浦太郎の絵本とタブローの仕事を存分に紹介するものです。新作絵本『ゆき』(偕成社、2025年)の世界観と連動した初公開となる新作や、茶室「佐喜知庵」のために手描きした襖絵や軸作品も今展の大きな見どころです。ここからまた新しい三浦太郎の創作世界が展開される、その現場を体感できる展覧会です。
- 主催者
- 刈谷市美術館
- 協賛・協力等
- 企画協力
板橋区立美術館
後援
愛知県教育委員会、日本国際児童図書評議会(JBBY) - 休催日
- 月曜日(ただし2月23日は開館)、2月12日(木曜)、2月24日(火曜)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般500円、学生300円、中学生以下無料
- ※前売券、団体料金の設定はありません。
※身体障害者、精神障害者保険福祉、療育の各手帳所持者及び付き添いの方(1名)は入場無料。入館の際に手帳をご提示ください(ミライロID可)。 - 展覧会ホームページ
- https://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/1012720/1017117.html
イベント情報
トークショー「三浦太郎の絵本を語る」
絵本作家の渡邉千夏さんを聞き手にお迎えして、三浦太郎さんの絵本づくりを深堀りし、その魅力に迫るスペシャルなトークショーです。
講師=三浦太郎さん、渡邉千夏さん(絵本作家)
日時=1月31日(土曜) 午後2時~3時30分 *午後1時30分開場
会場=刈谷市中央図書館3階 大会議室(美術館隣)
定員=180名(要申込) *先着受付、定員に達し次第終了
参加費=無料
トークショー申込方法
「あいち電子申請・届出システム」から申込ください。
トークショー「三浦太郎の絵本を語る」あいち電子申請・届出システム(https://ttzk.graffer.jp/city-kariya/smart-apply/apply-procedure-alias/miurataro20250131/door)
申込受付期間=1月6日(火曜)~1月24日(土曜)
*1回のお申込につき参加者1名の受付となります。複数名での参加をご希望の場合は、お手数ですが別途1名ずつ申込ください。
*座席は申込受付順による指定席ですが、小さなお子様をお連れの方、車椅子の方など座席に配慮が必要な場合は、1月24日(土曜)までに美術館へご連絡ください。ご希望に添えない場合がございますが、あらかじめご了承ください。
ワークショップ「三浦太郎さんと一緒につくろう!」
講師に三浦太郎さんをお迎えするワークショップです。三浦さんと一緒にいろいろなものをつくってみよう!
1.「紙を切ったらなんになる?」
紙を切って、ちぎって…、さてなにができるでしょう?
日時=3月20日(金曜・祝日) 午前10時~11時30分
対象=年少~年長児までのお子さんとその保護者(1名ずつ)
会場=刈谷市美術館
定員=12組(要申込) *申込多数の場合は抽選
参加費=200円 *要展覧会チケット(半券不可)
2.「紙の街をつくろう!」
自分が住んでいる街を紙でつくりましょう。
日時=3月20日(金曜・祝日) 午後1時30分~3時30分
対象=小学生~大人まで
会場=刈谷市美術館
定員=20名(要申込) *申込多数の場合は抽選
参加費=200円 *要展覧会チケット(半券不可)
3.「家族の“くっついた”をつくろう!」
絵本『くっついた』の最後の場面をつくりましょう。
日時=3月21日(土曜)
1.午前10時~10時30分 2.午前10時30分~11時
3.午前11時~11時30分 4.午前11時30分~12時
対象=年少~小学校2年生までのお子さんとその保護者(1名ずつ)
会場=刈谷市美術館
定員=各回12組(要申込) *申込多数の場合は抽選
参加費=200円 *要展覧会チケット(半券不可)
ワークショップ申込方法
「あいち電子申請・届出システム」から申込ください。
「紙を切ったらなんになる?」あいち電子申請・届出システム(https://ttzk.graffer.jp/city-kariya/smart-apply/apply-procedure/0356165681122919957/door)
「紙の街をつくろう!」あいち電子申請・届出システム(https://ttzk.graffer.jp/city-kariya/smart-apply/apply-procedure/7227895194868008887/door)
「家族の“くっついた”をつくろう!」あいち電子申請・届出システム(https://ttzk.graffer.jp/city-kariya/smart-apply/apply-procedure/7096688365458833824/door)
申込受付期間=2月10日(火曜)~2月27日(金曜)
*申込後、受付完了メールが届きます。万が一受信されない場合は、美術館までご連絡ください。(0566-23-1636)
*申込多数の場合は抽選とし、結果は3月3日(火曜)に当選者のみにメールで連絡いたします。
学芸員によるギャラリー・トーク
日時=2月4日・18日、3月4日・18日(隔週水曜) 午後2時~3時
参加費=無料 *要展覧会チケット(半券不可)
*申込不要
展覧会オリジナル和菓子とお抹茶
茶室では、本展オリジナルの和菓子とお抹茶をお楽しみいただけます。
時間 午後1時~3時30分
料金 一服300円(和菓子付き)
場所 茶室「佐喜知庵」(美術館に隣接)
※呈茶のお休み=美術館休館日、2月7日(土曜)・8日(日曜)、3月7日(土曜)・8日(日曜)
呈茶券は、当日午前9時から美術館事務室で販売。
数量限定(なくなり次第終了)。お早めにお越しください。
会場情報
刈谷市美術館 カリヤシビジュツカン
KARIYA CITY ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒448-0852
刈谷市住吉町4-5 - ホームページ
- https://www.city.kariya.lg.jp/museum/
登録日:2025年4月1日