焼き締め陶 Yakishime Ceramics:

企画展 焼き締め陶 ヤキシメトウ ―土を感じる―

Museum Collection Exhibition Yakishime Ceramics: Feel the Clay

釉薬を掛けずに高温で焼くことで、素地を固めたやきものを「焼き締め陶」と呼びます。この素朴なやきものを日本では美的価値の高いものとして、中世以降、主に茶の湯の世界で愛でてきました。中国や東南アジアで生産された南蛮物に始まり、その後は信楽や備前、伊賀などの国内の焼き締め陶が人気を博したのです。また、近代になると、新たに中世の壺・甕も美的に賞玩されるようになります。
本展覧会では、日本人が好んだ焼き締め陶をご覧いただきながら、それぞれの産地の特徴にも着目します。「土を感じ、愛でる」、日本独特の美意識による枯淡の世界をお楽しみください。

休催日

毎週月曜日 ただし9月15日(月・祝)・10月13日(月・祝)は開館、翌火曜休館

開催時間

午前10時 ～ 午後5時

(入館は午後4時30分まで)

観覧料

[日時指定予約制]ご来館前に当館ホームページより日時指定入館券をご購入ください。(クレジットカード決済のみ)
オンライン日時指定予約 一般1300円 学生1000円(8月26日(火)午後1時より予約受付を開始する予定です。)

※当日券(一般1400円 学生1100円)も販売しております。
(ご予約の方を優先してご案内いたします。当日券の方は少々お待ちいただくことがあります。混雑状況によっては当日券を販売しないことがあります。)
※障害者手帳提示者及び同伴者1名は200円引き。中学生以下は無料。
●招待はがきをお持ちで入館無料の方もご予約ください。
●ご予約は1グループ10名までとさせていただきます。

展覧会ホームページ

https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

展覧会問合わせ先

電話 03-3400-2536

関連プログラム ※当館ホームページの「イベント情報」の申し込みフォームからお申込みください(先着順)。
8月26日(火)午後1時より受付開始予定。いずれも入館料が必要です。
スライドレクチャー
9月26日(金)、10月10日(金)各日とも午前11時30分～午後12時15分
会場/根津美術館 講堂
定員/各回100名
企画展「焼き締め陶―土を感じる―」の担当学芸員がスライドで解説します。

|特別企画|
現代3作家による茶室でみる焼き締め陶の現在
当館庭園内の茶室では、期間限定で現代作家3名による焼き締め作品を展観します。展覧会とあわせ、中世から現代にいたる焼き締め陶の多彩な展開をご覧いただきます。
10月3日(金)・4日(土)・5日(日)
打田 翠(うちだ みどり) 氏
1983年生まれ、岐阜県在住。炭化焼成による美しい偶然を手繰り寄せ、「生まれる」瞬間を重ねていく。

10月10日(金)・11日(土)・12日(日)
松永 圭太(まつなが けいた) 氏
1986年生まれ、岐阜県在住。原士の泥漿鋳込みによる表情を、地層の再構築と捉え制作・展開。

10月17日(金)・18日(土)・19日(日)
伊勢﨑 晃一朗(いせざき こういちろう) 氏
1974年生まれ、岡山県在住。伊部の土から自然に生まれる力を借りて、立体造形を作り出す。

【開催時間】午前10時より午後4時まで ただし最終日は午後3時まで
※詳細は当館ホームページをご覧いただくか、お電話でお問い合わせください。
※観覧は無料ですが、入館料をお支払いください。
※掲載作品の展示は未定です。

同時開催
〈展示室5〉
中世の絵巻物
鎌倉時代以降大きな発展を遂げた絵巻物。肝臓の歌仙絵、縁起絵、お伽草子など、多様な絵巻物の世界をご紹介します。

〈展示室6〉
菊月(きくづき)の茶事
九月の異名である菊月は、秋の草花が風にそよぎ、月が美しく輝く季節です。この時季の風情を楽しむ茶道具約20件を取り合わせます。

根津美術館 ネヅビジュツカン

NEZU MUSEUM

会場住所

〒107-0062
港区南青山6-5-1

ホームページ

https://www.nezu-muse.or.jp/