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顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで Yearning for Visions

From Kaita Murayama and Shoji Sekine to Present Times

会場

川崎市岡本太郎美術館

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI

会期

2023・4・29土祝―6・25日
(前期:4月29日→5月28日・後期:5月30日→6月25日)

(前期:4月29日→5月28日・後期:5月30日→6月25日)

展覧会概要

顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで アキツカミノユメ ーゲンシノヒョウゲンシャー ムラヤマカイタ、セキネショウジカラゲンダイマデ

Yearning for Visions From Kaita Murayama and Shoji Sekine to Present Times

非合理的で直接的な経験が表現者にとってかけがえのないモチベーションとなり得ることは確かです。それはある種の宗教的な体験に似ていますが、宗教以前のものであり、宗教のもととなる出来事とも解釈できます。表現者たちは、訪れたヴィジョンをたよりに、自己を超えた名状し難い「何か」を捉えるべく身を焦がす思いで制作します。「何か」へのあこがれや思慕は、漠とした信仰心の発露ともいえます。しかし、描けば描くほど、作れば作るほど、その「何か」は、表現者の手からすり抜け別のものとなり替わってしまいます。そのため、彼らは向こうから「何か」がやってくるのを待つしかありません。本展ではこのような心情を仮に「顕神の夢」と名付けてみました。ときとして土俗的な印象を与える作品が出来(しゅったい)しますが、それは、近代化により捨象されず根強く残った心情の証しです。このような作品は既存の尺度では、測りえないものです。かといって、排除するわけにはいきません。現に作品は凄まじい力をもって迫ってきます。ならば、私たちは、作品にふさわしい尺度を学び、鍛えなければなりません。尺度がそぐえば作品は豊かな世界を開示してくれます。また、このような観点から、いわゆるモダニズムの文脈でのみ解釈されていた作品を読み直すことも可能です。優れた作品はすべからく不可知の領域に根ざしていると思われます。本展は、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、また、十分に評価されなかった作品に光をあてます。また、すでに評価が定まった近代の作品や、批評の機会を待つ現代の作品を、新たな、いわば「霊性の尺度」でもって測りなおすことにより、それらがもつ豊かな力を再発見、再認識する試みです。

主催者
川崎市岡本太郎美術館、顕神の夢展実行委員会
協賛・協力等
助成:一般財団法人地域創造
監修:鎌田東二(京都大学名誉教授)
休催日
月曜日<5月1日を除く>、5月9日[火]
開催時間
9時30分 ~ 17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般1,000(800)円、高・大学生・65歳以上800(640)円、中学生以下無料
※カッコ内は20名以上の団体料金
展示替え情報
期間中展示替えあり
展覧会ホームページ
https://www.taromuseum.jp/nextexhibition.html

イベント情報

●「顕神の夢」展開幕記念鼎談:4.29[土]14:00~/会場:ガイダンスホール/定員:40名程度(当日先着順)/料金:無料(要観覧料)/登壇者:鎌田東二(京都大学名誉教授・本展監修者)、江尻潔(足利市立美術館次長・本展提案者)、土方明司(川崎市岡本太郎美術館館長・本展提案者)

●出品作家によるワークショップ:①5.21[日]/講師:花沢忍(画家)、②6.3[土]/講師:三宅一樹(彫刻家)※ワークショップ詳細は当館webサイトをご覧ください

●担当学芸員によるギャラリートーク:5.27[土]、6.17[土]両日とも14:00~/会場:企画展示室/申込不要/料金:無料(要観覧料)

●その他、関連イベントは当館Webサイトで随時お知らせします

会場情報

川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI

会場住所
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
更新日:2024年10月22日
登録日:2023年4月19日