ID:72714

美しき漆

日本と朝鮮の漆工芸

会場

日本民藝館

Mingeikan/The Japan Folk Crafts Museum

会期

2023年4月13日(木)-6月18日(日)

展覧会概要

美しき漆 ウツクシキウルシ 日本と朝鮮の漆工芸

当館が所蔵する日本の漆工芸には、創設者・柳宗悦(1889-1961)が好んだ「漆絵」が施されたものが多く見られます。中でも現在の岩手県を中心とする南部地方で生れた「秀衡椀」や「浄法寺椀」と称される椀類は白眉と言えましょう。またアイヌ民族の使用品や琉球漆器、寺社の什器、民間の慶事に重用されたものなど、漆器の種類は多岐に渡ります。一方、陶磁器の蒐集でよく知られる柳の朝鮮工芸への眼差しは、漆工芸の美も確かに捉えています。アジア各地で作られ、朝鮮半島では高麗時代から発達した「螺鈿」。花や鳥などが貝片によって象られており、光を受けて輝く様には気品があります。朝鮮の漆工芸では、宮中で用いられた品から民衆の日用品まで、幅広い層の生活を彩った品々が認められます。
本展では、日本・朝鮮両国の優品に加えて、黒田辰秋(1904-1982)や丸山太郎(1909-1985)ら漆工芸作家の作品も紹介します。日本民藝館の漆工芸コレクションの特色である、無垢で健やかな美を持つ、鮮やかな漆の世界をお楽しみ下さい。

休催日
月曜休館(祝日の場合開館し、翌日休館)・展示替期間は休館
開催時間
10:00 ~ 17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般1,200円 大高生700円 中小生200円
展覧会ホームページ
https://mingeikan.or.jp/special/ex202304/

会場情報

日本民藝館 ニホンミンゲイカン

Mingeikan/The Japan Folk Crafts Museum

会場住所
〒153-0041
目黒区駒場4-3-33
ホームページ
https://www.mingeikan.or.jp/
更新日:2023年4月5日
登録日:2023年2月15日