ID:72675
開館60周年記念
甲斐荘楠音の全貌 KAINOSHO Tadaoto
絵画、演劇、映画を越境する個性
Crossing Boundaries in Nihonga,Theater and Film
会場
京都国立近代美術館
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
会期
2023 2.11sat.→4.9sun.
展覧会概要
開館60周年記念 甲斐荘楠音の全貌 カイノショウタダオトノゼンボウ 絵画、演劇、映画を越境する個性
KAINOSHO Tadaoto Crossing Boundaries in Nihonga,Theater and Film
大正から昭和にかけて活躍した京都の日本画家、甲斐荘(または甲斐庄)楠音(1894~1978)の回顧展を当館が開催するのは、1997年に続いて2度目となります。四半世紀前の展覧会は、国画創作協会の個性派として活躍し、美醜を併せ呑んだ人間の生を描いて脚光を浴びた時期の名作を中心に、彼の初期から晩期まで日本画家としての生涯をご覧いただく内容でした。しかし彼の後半生は、京都太秦の映画撮影所で時代劇の衣裳考証・風俗考証を手がけ、娯楽映画に芸術性を添えた映画人としての活躍によっても彩られていました。前回の展覧会では十分に取り上げることのできなかったその側面についても、近年、彼が市川右太衛門のため考証した豪華衣裳の現存が太秦の東映で大量に確認されたことで、漸く明らかになろうとしています。今回の展覧会では、日本画家と映画人という2面から甲斐荘という芸術家に迫ります。彼の、肉体の生を捉えることへのこだわりや芝居への情熱にも改めて着目し、演じること・扮することへの関心の表出として彼の芸術の全体像を見詰め直してみたいと考えています。
- 主催者
- 京都国立近代美術館、日本経済新聞社、京都新聞
- 協賛・協力等
- 協賛=高砂香料工業/特別協力=東映、東映太泰映画村/協力=国際日本文化研究センター、京都日本文化資源研究所
- 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- (金曜日は午後8時まで。※入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般1800円(1600円)、大学生1100円(900円)、高校生600円(400円)
- ※( )内は前売および20名以上の団体(団体鑑賞の場合は事前に美術館にお問合せください)※中学生以下、母子家庭・父子家庭の世帯員の方、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください)
※本料金でコレクション展もご覧いただけます※前売券は1月10日(火)~2月10日(金)までの限定販売(チケット販売場所)オンラインチケット(美術館サイト)、チケットぴあ(Pコード686-321)、ローソンチケット(Lコード54971)、イープラス、セブンチケット(セブンコード098-603)ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど - 展覧会ホームページ
- https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2022/452.html
イベント情報
記念講演会
「甲斐荘楠音をとおして女装の時代を考える」
講師=井上章一(国際日本文化研究センター所長)
日時=2023年2月23日(木・祝)14時~15時30分
会場=京都国立近代美術館1Fロビー
定員=先着100名・聴講無料・事前申込制
記念講演会
「太秦時代劇における甲斐荘楠音の役割と功績」
講師=山口記弘(東映株式会社・経営戦略部フェロー)
日時=2023年3月4日(土)14時~15時30分
会場=京都国立近代美術館1F講堂
定員=先着80名・聴講無料・事前申込制
*お申し込みに関する詳細・最新情報やこの他のイベントについては当館ホームページにてご案内いたします。
https://www.momak.go.jp/
会場情報
京都国立近代美術館 キョウトコクリツキンダイビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
- 会場住所
-
〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町 - ホームページ
- https://www.momak.go.jp/
- 問い合わせ先
-
京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900
登録日:2023年2月8日