ID:71821
現代日本画 コレクションのあゆみ
会場
平塚市美術館
SHONAN THE HIRATSUKA MUSEUM OF ART
会期
2022.10.29(土)→2023.2.19(日)
※新型コロナウイルス感染症の感染予防、拡大防止のため延期または中止することがあります。
展覧会概要
現代日本画 コレクションのあゆみ ゲンダイニホンガ コレクションノアユミ
平塚市美術館では、1991年の開館にさきだち、湘南ゆかりの美術作家の作品、日本の近現代美術を中心に収集活動を行う方針が定められ、加えて2005年からは現代の日本画を紹介する展覧会に力をいれてきました。伝統的な日本画の枠にはまらない作品が次々と生み出された状況をふまえつつ、当館における現代日本画の展覧会、収集活動は展開してきました。本展では当館のコレクションから、日本画表現を革新した作家たちの作品を紹介します。
伊藤彬(1940-)、中島千波(1945-)、中野嘉之(1946-)は、所属団体を越えた活動を展開した「横の会」の結成に参加し、日本画の革新を試みます。その後、内田あぐり(1949-)は歪み、断片化する女性の身体を描き、重層的な画面をつくり出しました。聖書や神話に取材して二元論的世界を表現する山本直彰(1950-)、樹や水といった霊的な自然存在をテーマとする斉藤典彦(1957-)、仏教の神話を題材とし焼成した木材に夢幻的なイメージを刻印する岡村桂三郎(1958-)、信仰をモチーフとして日本画を制作するマコトフジムラ(1960-)らは、日本画における人間と自然、あるいは聖なるものとの関係を提示しています。さらに、現代日本のいびつな都市風景を山水に見立てる三瀬夏之介(1973-)の作品に加え、独自の神話世界に基づく作品を創造した瓜南(かなん)直子(1955-2012)の表現も取り上げます。
現代の日本画表現には、西洋画との差異化の必要性から生まれたアニミズム(自然信仰)のテーマが通底している一方で、西洋美術史のモチーフを柔軟に取り入れ引用する身振りがかいま見られ、その在り方は一様ではありません。本展がそうした多様な表現の一端にふれる機会になれば幸いです。
- 主催者
- 平塚市美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし1月9日(月・祝)は開館)
年末年始(12月29日(木)~1月3日(火))、1月10日(火)
※展示替のため休室:12月27日(火)、28日(水) - 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- (入場は16:30まで)
- 観覧料
- 一般200(140)円/高大生100(70)円
- ※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方及び付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民は無料、市外在住者は団体料金
(年齢・住所を確認できるものをご提示ください) - 展覧会ホームページ
- https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00021.html
イベント情報
草薙奈津子(当館特別館長)講演会
「思い出すこと 2004年-2023年」
日時:2023年1月9日(月・祝)14:00ー15:00
場所:ミュージアムホール(要事前申込)
担当学芸員によるギャラリートーク
日時:2022年12月17日(土)、2023年1月29日(日)14:00ー14:40
場所:展示室Ⅱ(申込不要、要観覧券)
会場情報
平塚市美術館 ヒラツカシビジュツカン
SHONAN THE HIRATSUKA MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒254-0073
平塚市西八幡1-3-3 - ホームページ
- https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
登録日:2022年10月5日