ID:71574

川内倫子 M/E Rinko Kawauchi

球体の上
無限の連なり

On this sphere Endlessly interlinking

会場

東京オペラシティアートギャラリー

TOKYO OPERA CITY ART GALLERY

会期

2022.10.8 sat. -12.18 sun.

展覧会概要

川内倫子 M/E カワウチリンコ M/E 球体の上
無限の連なり

Rinko Kawauchi On this sphere Endlessly interlinking

川内倫子(1972-)の写真は柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、
初期から一貫して、人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。
川内のまなざしは、身の回りの家族や植物、動物といった存在から、火山や氷河といった壮大な自然に対してまで等しく注がれています。
日常にある儚くささやかな対象と、長い時を経て形成される大地の営みとが、独自の感覚でつながり、
同じ生命の輝きを放っているところに、川内の作品世界の大きな魅力があるといえます。

タイトルにもなっている〈M/E〉は、本展のメインとなる2019年以降に撮影された新作のシリーズです。
〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(ME)」でもあります。
アイスランドや北海道で撮影した氷河や流氷と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えますが、
どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させます。
本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となることでしょう。

川内は、写真集『うたたね』、『花火』(リトルモア、2001)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞して以降、
今日まで精力的に写真集の刊行や個展の開催を行ってきました。
本展は、2012年に東京都写真美術館で行われた「川内倫子 照度 あめつち 影を見る」以来となる大規模個展です。
この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。

主催者
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、朝日新聞社
協賛・協力等
協賛:日本生命保険相互会社
協力:相互物産株式会社
令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト 補助対象事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)
休催日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
開催時間
11:00 ~ 19:00
(入場は18:30まで)
*11月3日[木]- 6日[日]は「アートウィーク東京」実施にあわせ開館時間を10:00-19:00とします。
観覧料
一般1200[1000]円/大・高生800[600]円/中学生以下無料
*「収蔵品展074 連作版画の魅力」、「project N 88䑓原蓉子」の入場料を含みます。
*[ ]内は各種割引料金。
*障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
*割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
展覧会ホームページ
https://rinkokawauchi-me.exhibit.jp/
展覧会問合わせ先
050-5541-8600(ハローダイヤル)

イベント情報

baobabミニライブ「ひびく つなぐ みちる」
日時:11月3日[木・祝]19:30- /11月4日[金]9:00-
会場:東京オペラシティアートギャラリー展示室内
定員:30名(事前申込) 参加費:無料(展覧会の入場料が必要です)
予約方法の詳細およびその他の関連イベントについては、会場ウェブサイトなどで随時ご案内いたします。

会場情報

東京オペラシティアートギャラリー トウキョウオペラシティ アートギャラリー

TOKYO OPERA CITY ART GALLERY

会場住所
〒163-1403
新宿区西新宿3-20-2
ホームページ
https://www.operacity.jp/ag/
更新日:2022年8月31日
登録日:2022年8月31日