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地域の芸術文化再発見 山口蓬春展

葉山を愛し、自然を愛した画家

会場

山口蓬春記念館

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会期

2004年4月16日(金) ~ 2004年5月23日(日)

展覧会概要

地域の芸術文化再発見 山口蓬春展 チイキノゲイジュツブンカサイハッケン 葉山を愛し、自然を愛した画家

日本画家山口蓬春は、昭和23年から亡くなる昭和46年までの23年間をこの葉山の地で過ごしました。戦後、新日本画の創造を求めてまい進しつづけた蓬春にとって葉山の豊かな自然は、心の慰めであり、イメージの源泉であったと思われます。
このたび、当館では、葉山町芸術祭の一環として、「地域の芸術文化再発見 山口蓬春展~葉山を愛し、自然を愛した画家~」を開催することとなりました。葉山町所蔵の作品7点を中心として展示を構成することといたします。
蓬春は、身近な自然に目を向け、そこに生きる草花や生き物たちを「花鳥画」という画題のなかで描いていきました。それらは、ある時は、正確な自然観照に基づいた写実性で、ある時は琳派風な装飾性で、またある時は宋元院体画を参考にした造型で、その時、その時の目的にあった描写で描いています。しかし、その根底にあるものは、常に自然に対する暖かい眼差しであるといえるでしょう。
「花鳥画の、作品の優劣は、その作家の自然への愛の深さと、観察力の如何とのみが決定すると謂っていい」
『邦画 四月号』(昭和10年4月発行)で蓬春が語っているように、美は、自然のなかにこそあり、その美を発見することができるのは、自然に対する深い愛情に他ならないのです。
今回は、「花鳥画」を取り上げ、蓬春の本画や素描、模写を展示するとともに、蓬春コレクションからも花鳥画の名品を選んで展示することにより、伝統的な画題に敢えて取り組み、日本画の可能性を模索し続けた蓬春の画業を探っていきます。

休催日
毎週月曜日、ただし5月3日(月・祝)は開館し、6日(木)は休館
観覧料
一般400円、高校生以下無料、団体割引20名以上の団体50円割引(1週間前までに予約をした場合)
展覧会ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合わせ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094

会場情報

山口蓬春記念館 ヤマグチホウシュンキネンカン

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会場住所
〒240-0111
三浦郡葉山町一色2320
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
更新日:2010年12月20日
登録日:1999年3月31日