ID:67492

館蔵品展

Itabashi Art Museum Collection:

目力(めぢから)展 To See and to Be Seen: The Power of Gaze in Painting

見る/見られるの関係性

会場

板橋区立美術館

ITABASHI ART MUSEUM

会期

2021年8月28日(土)→10月3日(日)

会期変更

展覧会概要

館蔵品展 目力(めぢから)展 メヂカラテン 見る/見られるの関係性

Itabashi Art Museum Collection: To See and to Be Seen: The Power of Gaze in Painting

「目は口ほどに物を言う」と言うことわざがあるように、目は多弁なものです。この展覧会では、板橋区立美術館のコレクションの中から、自画像、肖像画のみならず、象徴的に目を描いたもの、目の存在を感じさせるものなど「目力」のある作品をご紹介します。当館が所蔵する日本の近代洋画のなかには、目を描くことによってその当時の社会状況や画家の想いが反映されているもの、そして目の存在を感じさせることによって絵を見る私たちに訴えかけてくるものがあります。目のある絵画を通じて「見る/見られる」の関係について考えてみましょう。

◎目の描かれた作品としてまず思い浮かぶのは自画像、肖像画などの人物を描いた作品です。じっと正面を見つめた自画像は、画家としての自分の決意の表明であると共に、それが描かれた時代背景も反映されています。また、他者を描いた作品からは、描かれた相手(モデルや家族)の姿を通じて画家の眼差しや思考を読み取ることができそうです。
◎時に画家たちは自らの内面を暴くように目を象徴的なアイコンとして描いています。唐突に描かれた目の存在は、誰かに見つめられているような不安な気持ちを見る人に抱かせます。
◎前衛画家たちに対して監視の目が向けられていた戦時下には目が描かれた作品のみならず、目を隠した作品も描かれています。そして戦後、急激に復興する日本の社会の片隅を描いた作品からは、画家たちの真っ直ぐな眼差しが感じられます。
◎見る/見られるの関係は、画家と描かれる人物や物事との間に緊張したものとして存在します。同時に作品を見るわたしたちも、描かれた目により見られているのです。
◎今回の館蔵品展では板橋区立美術館のコレクションの中から「目力」が感じられる作品をご紹介いたします。また、近年、板橋区立美術館のコレクションに新たに加わった作品もお披露目いたします。

休催日
月曜日[ただし9月20日は祝日のため開館し翌日休館]
開催時間
9時30分 ~ 17時
[入館は16時30分まで]
観覧料
無料
展覧会ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001473/4001476.html

イベント情報

関連イベントについては当館ホームページをご確認ください。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/

会場情報

板橋区立美術館 イタバシクリツビジュツカン

ITABASHI ART MUSEUM

会場住所
〒175-0092
板橋区赤塚5-34-27
ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/
問い合わせ先
テレフォンサービス 03-3977-1000
更新日:2021年9月8日
登録日:2021年6月23日