ID:67053

膠を旅する

表現をつなぐ文化の源流

会場

武蔵野美術大学美術館 展示室 四・五

Musashino Art University Museum & Library

会期

二〇二一年五月一〇日(月)-六月二〇日(日)

都合により、会期等が変更になる場合があります。

展覧会概要

膠を旅する ニカワヲタビスル 表現をつなぐ文化の源流

日本画の伝統的画材である膠(にかわ)。絵具と支持体をつなぎとめるその素材は、多様な表現を生み出しながら、連綿と続く日本画の系譜を支えてきました。しかしながら、今日において日本古来の伝統的な製造技法による膠の生産は途絶えています。
本学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」では、膠づくりの歴史的、社会的背景を見つめ直すため、現地調査の旅を重ねてきました。動物の皮や骨、魚の鱗などから溶かし出された動物性タンパク質を原料とする膠には、とりわけ皮革素材を製造する際に余る屑皮や残滓(ざんし)が多く利用されています。膠づくりの道筋をたどるとき、そこには皮革産業を中心とした各地の動物資源利用のあり方、さらには動物の生命を糧とする狩猟の風習といった、ひとつの文化の源流が見えてきます。
旅の結びとなる本展では、館蔵の日本画作品を交えながら、現地調査のドキュメントや動物の皮といった実物資料をご紹介します。膠素材に潜む獣性や、表現を生み出す原質としての動物の本姿へとあらためて視線を向けることで、膠をめぐる文化の諸相をご覧いただきます。

主催者
武蔵野美術大学 美術館・図書館
協賛・協力等
監修:内田あぐり
休催日
日曜休館(六月一三日[日]、二〇日[日]は特別開館日)
開催時間
一〇時 ~ 一八時
(土曜、特別開館日は一七時閉館)
観覧料
入館無料
展覧会ホームページ
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/17269/

会場情報

武蔵野美術大学美術館 ムサシノビジュツダイガク ビジュツカン・トショカン

Musashino Art University Museum & Library

会場住所
〒187-8505
小平市小川町1-736
ホームページ
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/
更新日:2021年4月7日
登録日:2021年4月7日