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F・バシェ生誕100年、日本万国博覧会から50年
音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振 Résonance du son et de l'objet-La rencontre entre les Structures sonores Baschet et Taro Okamoto
会場
川崎市岡本太郎美術館
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
会期
2020年4月25日(土)~7月12日(日)
展覧会概要
F・バシェ生誕100年、日本万国博覧会から50年 音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振 オトトゾウケイノレゾナンス-バシェオンキョウチョウコクトオカモトタロウノキョウシン
Résonance du son et de l'objet-La rencontre entre les Structures sonores Baschet et Taro Okamoto
岡本太郎は、芸術がすべての人と共有するものであるという理念を貫き、《太陽の塔》をはじめとする多くのパブリック作品を制作しました。彼と同じく、誰でも自由に演奏することのできる楽器でありオブジェでもある「音響彫刻」という新しいスタイルを生み出した芸術家がフランソワ・バシェとベルナール・バシェの兄弟です。フランスで過ごした岡本太郎とバシェ兄弟。フランスの風土と文化が彼らの芸術観を育んだのです。バシェ兄弟の作り上げた「音響彫刻」の造形美と音響は、世界的な評価を得てパリ装飾芸術美術館やMOMAなど世界各地の美術館で展示されました。1970年の大阪万博には鉄鋼館ディレクターであった、作曲家・武満徹がフランソワ・バシェを招聘して鉄鋼館に展示されました。芸術に対する心情を同じくする岡本太郎の《太陽の塔》とバシェ兄弟の「音響彫刻」は万国博覧会を舞台に偶然にも隣り合わせとなって多くの人々に共感を与えることとなったのです。万国博覧会以後、鉄鋼館に保管されていた「音響彫刻」は、大阪府(当時・万博記念機構)、東京藝術大学、京都市立芸術大学が中心となり、当時と変わらぬ美しい造形美と音響を取り戻しました。
本展は、バシェの「音響彫刻」5点を一堂に集め岡本太郎の芸術空間で共演させるという試みです。会場では、音楽アーティストによる演奏会やワークショップなどのイベントを開催いたします。《高木フォーン》《川上フォーン》《桂フォーン》《渡辺フォーン》《勝原フォーン》のそれぞれ異なる個性的な造形は、奏でる人によって無限の音色を発し、岡本太郎の作品との共演によって更なる芸術的空間を創造し人々を魅了するでしょう。
- 主催者
- 川崎市岡本太郎美術館
- 協賛・協力等
- 後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、公益財団法人日仏会館
企画協力 バシェ協会
協力 大阪府、東京藝術大学 GEIDAI FACTORY LAB、京都市立芸術大学 芸術資源研究センター、和光大学、digiart,Inc.
助成 公益財団法人花王芸術・科学財団 - 休催日
- 月曜日(5月4日を除く)、5月7日、5月8日
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- (入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料
- ※( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- https://www.taromuseum.jp/event/f%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B7%E3%82%A7%E7%94%9F%E8%AA%95100%E5%B9%B4%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%87%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A%E3%81%8B%E3%82%8950%E5%B9%B4%E9%9F%B3%E3%81%A8%E9%80%A0
イベント情報
レクチャー「バシェから受け継ぎ、未来へつなぐ」 ※このイベントは開催中止となりました
F・バシェの愛弟子マルティ・ルイツがバシェの世界を語ります。
日時:4月26日(日) 14:00~16:00
演奏・講師:マルティ・ルイツ(サウンド・アーティスト、バシェ研究者)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
ワークショップ「バシェ音響彫刻の世界で遊ぼう」 ※このイベントは開催中止となりました
音響体験を通してバシェの世界を楽しむワークショップ。
日時:4月29日(水・祝) 14:00~16:00
演奏・講師:マルティ・ルイツ 対象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定員:30名 場所:企画展示室
料金:無料(要観覧料) 申込:電話受付(4/7(火)10:00 から受付開始)、先着順
ワークショップ&トーク ※このイベントは開催中止となりました
岡田加津子が語るフランスのバシェ工房の滞在記と、バシェの教育音具を使ったワークショップ。
日時:5月4日(月・祝)①トーク 13:30~14:30 ②ワークショップ 14:45~15:30
講師:岡田加津子(作曲家) 対象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定員:①自由観覧 ②40名 場所:企画展示室
料金:無料(要観覧料)
申込:②電話受付(4/7(火)10:00から受付開始)、先着順
シンポジウム ※このイベントは開催中止となりました
1970年大阪万博、武満徹、F・バシェについて研究者の立場から語ります。
日時:6月21日(日) 13:00~14:30
登壇者:船山隆(音楽学者)、柿沼敏江(音楽学者)、川崎弘二(電子音楽研究)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
バシェ音響彫刻の楽器としての側面と音が脳に与える影響について語ります。
日時:6月27日(土) 13:00~15:00
登壇者:亀山徹(音響学)、仁科エミ(情報環境学)
司会:永田砂知子 場所:企画展示室
料金:無料(要観覧料)
関連コンサート
マルティ・ルイツ コンサート ※このイベントは開催中止となりました
音楽家のマルティ・ルイツが打楽器奏者の永田砂知子と共演します。
日時:5月3日(日) 15:00~16:00
演奏:マルティ・ルイツ、永田砂知子(打楽器奏者)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
アンサンブル・ソノーラ コンサート ※このイベントは開催中止となりました
バシェを愛してやまない京都の4人組アンサンブル・ソノーラによる演奏会。
日時:5月5日(火・祝)、5月6日(水・振休) 14:00~15:00
演奏:「アンサンブル・ソノーラ」岡田加津子(作曲家)、北村千絵(ボーカリスト)、沢田穣治(作曲家・ベーシスト)、渡辺亮(パーカッショニスト)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
内橋和久 コンサート ※このイベントは開催中止となりました
ベルリンと東京を拠点に活動する音楽家、内橋和久がバシェ音響彫刻に挑みます。
日時:5月10日(日) 15:00~16:00
演奏:内橋和久(音楽家)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
大倉正之助「五行彩調」 ※このイベントは開催中止となりました
和楽器とバシェ音響彫刻との初めてのコラボレーション。
一部・大倉正之助ソロ演奏 二部・大倉正之助、永田砂知子の共演。
日時:5月24日(日) 14:00~15:00
演奏:大倉正之助(大鼓奏者)、永田砂知子(打楽器奏者)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
灰野敬二 コンサート ※このイベントは開催中止となりました
演奏家として様々な楽器の可能性を引き出す灰野敬二がバシェ音響彫刻に挑みます。
日時:6月7日(日) 15:00~16:00
演奏:灰野敬二(音楽家)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
コンサート 武満徹「四季」 ※このイベントは開催中止となりました
大阪万博・鉄鋼館でバシェ音響彫刻のために作曲、演奏された武満徹の「四季」を東京で半世紀ぶりに演奏。
日時:6月21日(日) 15:00~15:30
演奏:山口恭範(打楽器奏者)、吉原すみれ(打楽器奏者)、野尻小矢佳(打楽器奏者)、 前田啓太(打楽器奏者)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
バシェ音響彫刻×《マリンバピンポン》 演奏会
原倫太郎(現代美術家)の木琴卓球《マリンバピンポン》と安江佐和子演奏による音響彫刻の競演。会期中に《マリンバピンポン》で遊ぶこともできます。
日時:7月4日(土) 14:00~15:00
演奏:安江佐和子(パーカッショ二スト)他、卓球選手
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
鈴木昭男 コンサート
何からでも音をつむぎ出してしまう鈴木昭男がバシェ音響彫刻を奏でます。
日時:7月12日(日) 15:00~16:00 演奏:鈴木昭男(サウンド・アーティスト)
場所:企画展示室 料金:無料(要観覧料)
会場音響 BACHET with meditoneR
AIが奏でるバシェ音響彫刻の音色が会場内にサウンドオブジェとして流れます。
期間:4月下旬~7月12日(日) 提供:山村寿一(digiart,Inc)
※その他のイベント、詳細につきましては、当館ホームページで随時お知らせいたします。
川崎市岡本太郎美術館ホームページ http://www.taromuseum.jp
会場情報
川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
- 会場住所
-
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5 - ホームページ
- https://www.taromuseum.jp/
登録日:2020年3月18日