ID:63770

亀井昭伍コレクションより

古作こけし名品展

会場

カメイ美術館

MUSEUM OF KAMEI COLLECTION

会期

二〇二〇年一月二八日(火)~五月一七日(日)

展覧会概要

亀井昭伍コレクションより 古作こけし名品展 コサクコケシメイヒンテン

こけしは東北の宝物
亀井昭伍コレクションの中から、戦前(昭和10年代)までに製作された、古作こけしと称される作品を展示いたします。

こけし工人の作品が、その時代の風潮を反映するのは、ごく自然のことと思われます。
文化・文政時代の発祥の頃は、ごく素朴な幼児の遊び道具としての形態だったと想像されますが、ろくろ技術の変革やこけし産地の風土などが加味され、全体的にこけしとしてのまとまりを形成してきたと推察されます。昭和3年の天江富弥氏の『こけし這子の話』によって全国にこけしが紹介されて、大人の鑑賞眼が意識されるようになりました。
大正・昭和初期(戦前)までは、日本も東北もあまり豊かではないものの、こけしは、どちらかと言えばひなびた中に生命力あふれるものが多く、また、中には静かな憂いを秘めたものがありました。
戦後、生活が豊かになるに従い、工人のこけしも明るく、華やかな表情や色彩に変わってきた様に感じます。そして、戦前の各系統別の伝承を受け継ぎ、新しい時代のこけし群となっていることは喜ばしいと思います。
こけしを大別して、戦前の古作と戦後の現代作と云われます。こうして受け継がれたこけしの“こころ”が次世代の工人によく受け継がれ、世界に誇る“郷土人形”として発展することを願って止みません。
こけしへの想い 亀井昭伍 私記②より 『古作こけし名品録』

休催日
月曜日(祝日は開館)
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は4時30分まで)
観覧料
一般300円(20名以上の団体は240円) 65歳以上・高校生以下は無料
展覧会ホームページ
http://www.kameimuseum.or.jp/topics/2020/01/post-151.html

会場情報

カメイ美術館 カメイビジュツカン

MUSEUM OF KAMEI COLLECTION

会場住所
〒980-0022
仙台市青葉区五橋1-1-23 カメイ五橋ビル7階
ホームページ
https://www.kameimuseum.or.jp/
更新日:2020年2月5日
登録日:2020年2月5日