ID:62963

―岩手デザイン界の礎―

内村幸助展

会場

萬鉄五郎記念美術館

YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART

会期

2019年10月1日(火)-12月1日(日)

展覧会概要

―岩手デザイン界の礎― 内村幸助展 ウチムラコウスケテン

1936(昭和11)年、盛岡で新しいデザインを模索する若者たちが集い、「青空スタヂオ」と称するデザイン研究会が発足しました。この結成を主導した内村幸助(1920年~1989年)は、戦前戦中を通じて時局ポスターなどグラフィックデザインの作品を精力的に発表し、県内で高い評価を受けます。戦後、岩手県工業指導所意匠部に勤務した内村は、日本の高度経済成長に伴うデザイン需要の飛躍的な高まりとともに、県産品包装紙や岩手国体、植樹祭のポスターなど優れたデザインを世に送り出すことになりました。
一方、戦後まもなく表現者として創作活動も開始され、二科展を中心にモダンアート展や岩手県芸術祭の常連作家となり、1965(昭和40)年の二科展デザイン部で奨励賞を、67(昭和42)年の同展で特選を獲得しています。さらに、デザインにとどまらず絵画でも入選を重ねるとともに、漫画やエッセイなど多岐にわたって表現活動を展開し、戦後岩手のデザイン界をけん引していきます。
また、内村が立ち上げに尽力した「岩手デザイナー協会」が1964(昭和39)年に発足すると、プロのデザイナー集団として岩手のデザインレベル向上に寄与することになります。1978(昭和53)年からは自ら会長を務め、県デザイン界の御意見番として後進の指導にあたりました。
本展は、昭和期の岩手デザイン界の礎を築いた内村幸助の初の遺作展として、グラフィックデザインや絵画の代表作に加え、彼のデザインによる包装紙やチラシなどの印刷物で内村の活動を振り返ります。

主催者
萬鉄五郎記念美術館
協賛・協力等
[後援]岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、河北新報社、朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、産経新聞盛岡支局、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオ・もりおか、奥州エフエム、花巻ケーブルテレビ、えふえむ花巻
休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)
開催時間
8時30分 ~ 17時
(入館は16時30分まで)
観覧料
一般/600(550)円 高校・学生/400(350)円 小・中学生/250(200)円
*( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/bunka/yorozutetsugoro/1010224.html

会場情報

萬鉄五郎記念美術館 ヨロズテツゴロウキネンビジュツカン

YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒028-0114
花巻市東和町土沢5-135
ホームページ
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/bunka/1019887/yorozutetsugoro/1002101.html
更新日:2019年10月30日
登録日:2019年10月30日