ID:62954
デザインと手しごとが生活を変えた。名作椅子から建築作品まで一挙公開。
モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展 Dreams of Life Connected by Modern Design
会場
パナソニック汐留美術館
Panasonic Shiodome Museum of Art
会期
2020.1.11 Sat→3.22 Sun
展覧会概要
デザインと手しごとが生活を変えた。名作椅子から建築作品まで一挙公開。 モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展 モダンデザインガムスブクラシノユメテン
Dreams of Life Connected by Modern Design
1928年,初の国立デザイン指導機関として仙台に商工省工芸指導所が設立され,1933年には来日中のドイツ人建築家ブルーノ・タウト(1880-1938)が顧問に招かれて剣持勇(1912-1971)らの指導にあたります。また建築家アントニン・レーモンド(1888-1976)とインテリア・デザイナーノエミ・レーモンド(1889-1980)夫妻が,高崎の芸術文化を支援する実業家・井上房一郎(1898-1993)と出会ったのも同じ年でした。翌年,井上はタウトを高崎に迎え,銀座に出店した家具工芸店「ミラテス」でタウトがデザインした工芸品を販売します。この時代,世界そして日本各地で,モダンデザインに託して新しい上質な暮らしを夢見た人々の交流がありました。
近代産業と科学は大量生産を可能とし,装飾美に代わって合理的な機能美を持つモダンデザインを生み出しました。国際的に普及していくモダンデザインを,日本の暮らし方や風土になじませようと模索する日本の工芸関係者のまなざしと,世界的な建築家やデザイナーが,日本建築と意匠に近代性を見出したまなざしは重なり合うものでした。そのなかから,やがて機能主義におさまりきらない卓越した作品が生まれていきます。かれらの夢は,戦後どのように育ち受け継がれたのでしょうか。
ブルーノ・タウト,井上房一郎,アントニン&ノエミ・レーモンド夫妻,インテリアデザイナー剣持勇,家具デザイナーのジョージ・ナカシマ(1905-1990),彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)による,1930-60年代の工芸品,家具,建築の図面,模型,写真など多彩な作品資料約160点をご覧いただきます。
- 主催者
- パナソニック汐留美術館
- 協賛・協力等
- 後援=アメリカ合衆国大使館 チェコ共和国大使館 ドイツ連邦共和国大使館 ゲーテ・インスティトゥート東京 一般社団法人日本建築学会 一般社団法人日本デザイン学会 公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会 公益社団法人日本インテリアデザイナー協会 公益社団法人日本建築家協会 港区教育委員会
企画協力=株式会社キュレイターズ
会場構成=前田尚武 - 休催日
- 水曜日
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- (ご入館は午後5時30分)
夜間開館
2月7日(金)と3月6日(金)は夜間開館のため午後8時まで開館!(ご入館は午後7時30分まで)
◎午後6時以降ご入館のお客様に特典をご用意してお待ちしています。
※詳細は当館HPをご確認ください。 - 観覧料
- 一般800円,65歳以上700円,大学生600円,中・高校生400円
- 小学生以下無料。20名以上の団体は100円割引。
障がい者手帳をご提示の方,および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
2月13日以降に再入場の際は、前期半券ご提示で100円割引となります。 - 展示替え情報
- 会期中一部展示替えします。
前期1月11日~2月11日、後期2月13日~3月22日。
展示替えの詳細はHPにて1月11日以降発表いたします。 - 展覧会ホームページ
- https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/200111/
- 展覧会問合わせ先
- ハローダイヤル 03-5777-8600
イベント情報
講演会① 要予約(定員150名)
タウトとレーモンドが建築の日本に見たもの
出演:倉方俊輔氏(建築史家,大阪市立大学准教授)
ブルーノ・タウトとアントニン・レーモンドが今も刺激的なのは,日本人も気付かなかった「建築」のあり方を日本の中に発見し,デザインに展開したからではないでしょうか。その根にある建築家としての個性を,言説や作品を通じ,2人の共通点と相違点を見出す形で語ります。
日時:1月25日(土)午後2時~午後3時30分
会場:パナソニック東京汐留ビル5階ホール
講演会② 要予約(定員220名)
日本、モダニズムをはさむ過去と未来
出演:原研哉氏(グラフィックデザイナー,日本デザインセンター代表取締役社長,武蔵野美術大学教授)
日本の造形と西洋のモダニズムは簡潔さを旨とする点で,似ていると言われることがある。日本のミニマリズムと西洋のモダニズムは同根だろうか。また,西洋文明との関わりをモンスーン・アジア全域に拡張してみると,これまでとは異なるヴィジョンや未来のあり方が見えてくる。今回はそんな視点から,モダニズム以前の日本と,これからの日本について考えてみたい。
日時:2月15日(土)午後2時~午後3時
会場:パナソニック東京汐留ビル5階ホール
ワークショップ
ブルーノ・タウトの竹皮編でボタンをつくろう(中高校生中心)
ブルーノ・タウトによって再発見された「高崎南部表」の職人の技は、タウトのデザインで「竹皮編」という新しい伝統芸として創り上げられました。
そんなタウトの竹皮編ボタンを作ってみよう!
指導・おはなし:前島美江(伝統工芸士,西上州竹皮編でんえもん)
日時:①2月8日(土)午後1時~午後4時
②2月9日(日)午前10時~午前12時30分
会場:パナソニック東京汐留ビル3階ホール
詳細:要予約(定員各回20名ずつ。内容は同じです。)
作業しやすい服装でご参加ください。
学芸員によるギャラリートーク ※混雑状況によってはスライドトークに変更となります。
①1月19日(日)午後4時~ゲスト:住田 常生氏(高崎市美術館主任学芸員)
②1月26日(日)午後4時~ゲスト:前田 尚武氏(本展会場構成担当,京都市京セラ美術館企画推進ディレクター)
③2月7日(金)午後2時~
④2月11日(火・祝)午後4時~
展覧会場内,予約不要,参加無料(本展の観覧券が必要です)。
特製ポストカードプレゼント
タウト,井上,アントニン&ノエミ・レーモンド,剣持,ナカシマ,ノグチの7人の登場メンバーにちなんで,7がつく以下の日に,本展特製ポストカードをプレゼントいたします。各日先着250名様。配布日:1月17日(金),1月27日(月),2月7日(金),2月27日(木)
講演会・ワークショップお申し込み方法
講演会とワークショップは無料ですが,本展の観覧券が必要です。小学生は無料。
ワークショップは高校生までお申し込みいただけます。
ハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申込ください。
10月7日(月)より受付開始(受付時間:午前8時-午後10時)
必要事項:①イベント名②参加人数(一度にお申し込み頂ける人数は2名まで)③氏名(要全参加希望者)④住所⑤電話番号
●簡単なアンケートにご協力いただきます。●当日は予約時にお知らせする整理番号を活用してご入場いただきます。●お申し込み時にいただいた個人情報は,本イベントの受講管理の目的でのみ使用し,参加希望者はこの目的での使用に同意したものとします。●定員に達しなかった場合,当日受付をする場合があります。●講演会については未就学児はご遠慮ください。●予約受付は先着順,定員になり次第締め切ります。
子どもと一緒にアート鑑賞day(おしゃべりOK)
3月4日(水)午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
通常は休館している水曜日を利用しますので美術館デビューの子どもにおすすめ!
対象:未就学児~小学生(無料)と保護者(観覧券必要)。
授乳およびおむつ替えスペースあり。
会場情報
パナソニック汐留美術館 パナソニックシオドメビジュツカン
Panasonic Shiodome Museum of Art
- 会場住所
-
〒105-8301
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階 - ホームページ
- https://panasonic.co.jp/ew/museum/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル03-5777-8600
登録日:2019年10月30日