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時代の転換と美術 Art at the Turn of the Eras: Before and After the Taisho

「大正」とその前後

会場

和歌山県立近代美術館

THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA

会期

2019年9月18日(水)-10月20日(日)

展覧会概要

時代の転換と美術 ジダイノテンカントビジュツ 「大正」とその前後

Art at the Turn of the Eras: Before and After the Taisho

当館では和歌山県ゆかりの人物を軸に、大正時代に活躍した作家やグループに関わる展覧会を継続して開催してきました。それらの展覧会を通して作品や資料の収集が進み、大正時代とその前後にわたる時期の充実したコレクションが形成されつつあります。この展覧会では、そのコレクションの中から洋画と版画を中心とした作品を、同時期の社会と人に関わるテーマを通して紹介いたします。
大正は、1912年7月から1926年12月までの14年あまり、大正天皇が在位していた期間の元号です。過去のある連続した時間のまとまりを、文明や社会、政治体制など、特定の観点によって区切ったものが時代ですが、一世一元の制が定着した近代以降の日本においては、元号がそのまま時代区分として機能してきました。
元号が改まったからといって、ある日を境に人や社会が激変する訳ではないことは、私たちが身をもって体験したばかりです。しかし、大正時代を中心にその前後を見渡してみれば、大逆事件、第一次世界大戦、本格的な政党内閣の成立、関東大震災、普通選挙法と治安維持法の公布、満州事変など、国際的にも国内的にも、見方によっては時代の転換点と言えるような出来事が続きました。
美術作品が人間の作り出すものである以上、ある時に起こった大きな出来事や、社会的、文化的な流行などが、その表現やテーマに影響を与えることはしばしばあります。もちろん作品の特徴を時代と結びつけるのは一面的な見方ではありますが、作り手の意図する/しないに関わらず、作品からは当時の人や社会のあり方、またそれらが変化する様子を読み取ることもできるでしょう。
元号が改められた本年、美術作品を通しておよそ100年前を振り返ることで、近代から現代に至る時代のつながりと変化を、改めて見つめ直したいと思います。

休催日
月曜日(ただし9月23日、10月14日は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)
開催時間
9時30分 ~ 17時
(入場は16時30分まで)
観覧料
一般510(410)円、大学生300(250)円、消費税率変更に伴い10月1日より:一般520(410)円、大学生300(260)円
*( )内は20名以上の団体料金 *高校生以下、65歳以上の方、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料 *毎月第4土曜日(9月28日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
展覧会ホームページ
http://www.momaw.jp/exhibit/now/before-after-taisho.php

イベント情報

●フロアレクチャー(学芸員による展示解説)
9月22日(日)、10月6日(日)14時から 展示室にて(要観覧券)

●こども美術館部「かわるがわるかわるとわかる」(小学生対象の作品鑑賞会)
10月5日(土)11時から12時 展示室にて(小学生は無料、同伴される保護者は要観覧券)
*2日前までに電話(073-436-8690)かメール(bijutsukanbu@gmail.com)で要申込み。

●だれでも美術館部(みんなでお話しをしながら作品を楽しむ鑑賞会)
10月5日(土)14時から 展示室にて(要観覧券)

会場情報

和歌山県立近代美術館 ワカヤマケンリツキンダイビジュツカン

THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA

会場住所
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
ホームページ
https://www.momaw.jp/
更新日:2019年9月18日
登録日:2019年9月18日