ID:62123
富山県水墨美術館開館20周年記念
墨画×革命 BOKUGA×REVOLUTION
戦後日本画の新たな地平
松林桂月 近藤浩一路 榊原紫峰 児玉希望
丸木位里 篁 牛人 小松 均 東山 魁夷
髙山辰雄 岩﨑巴人 横山 操 平川敏夫
小泉淳作 松尾敏男 加山又造 下保 昭
(作家生年順)
会場
富山県水墨美術館 展示室1・2
THE SUIBOKU MUSEUM, TOYAMA
会期
2019年11月15日(金)~2020年1月13日(月・休)
前期:11月15日(金)~12月8日(日)
後期:12月10日(火)~2020年1月13日(月・休)
前期:11月15日(金)~12月8日(日)
後期:12月10日(火)~2020年1月13日(月・休)
展覧会概要
富山県水墨美術館開館20周年記念 墨画×革命 ボクガ×カクメイ 戦後日本画の新たな地平
BOKUGA×REVOLUTION
「日本画」という言葉は近代以降に生まれたものです。近世(幕末)までの日本の絵画でこれにあたる言葉は「やまと絵(和画)」で、意外なようですが、いわゆる水墨画は、その対義語の「唐絵(漢画)」と認識されつつ、より公的な性格を帯びていました。その双方を継承した近代日本画は、明治以後の近代国家にふさわしく、西洋美術を吸収した新たな伝統主義美術(西洋美術の直移植でもなく伝統美術の守旧的な復興でもない)を模索します。
そして墨と膠による東洋画の一員である事実を忘れたような顔をして成立した「国民的絵画」としての日本画像は、第二次世界大戦の敗戦後、“日本画滅亡論”に見られるように大きく揺らぎました。それはまさに危機的状況でしたが、国家主義の退潮したこの時代にあえて「墨」の表現の可能性を模索することは、近代のさまざまな制約から解放された表現の地平を拓く、革命的なパラダイムシフトだったのです。
本展では、戦後に制作された墨画的表現を概観し、戦後日本画の中での墨画の性格、水墨画の伝統の受容/変容の状況を、さまざまなアプローチを見せた画家たちの群像により紹介します。
- 主催者
- 富山県水墨美術館、北日本新聞社、富山テレビ放送
- 休催日
- 月曜日(1/13を除く)、年末年始(12/29~1/3)
- 開催時間
- 午前9:30 ~ 午後6:00
- 入室は午後5:30まで
- 観覧料
- 一般900(700)円 大学生450(350)円 前売 一般700円
- ※( )内は20人以上の団体料金です。※この料金で常設展も観覧できます。
※小・中・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。
【前売券取扱所】富山県水墨美術館、富山県美術館、アーツナビ(富山県民会館、富山教育文化会館、富山県高岡文化ホール、新川文化ホール)
※前売り券の販売期間は11月14日(木)までです。 - 展覧会ホームページ
- http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1905.htm
イベント情報
●講演会「水墨の話 すみからすみまで」
講師:古田亮氏(美術史家・東京藝術大学大学美術館准教授)
日時:12月14日(土) 午後2時~
会場:映像ホール ※申込不要
●ミュージアムコンサート 「二胡の音色にのせて」
出演:李彩霞(Li Saika)
日時:12月7日(土) 午後2時~(約60分)
会場:エントランスホール ※申込不要
●学芸員によるギャラリートーク
日時:11月23日(土)、12月21日(土)、1月11日(土)
※いずれも会場は展示室1・2、時間は午後2時~
※申込不要・展覧会観覧券が必要です
会場情報
富山県水墨美術館 トヤマケンスイボクビジュツカン
THE SUIBOKU MUSEUM, TOYAMA
- 会場住所
-
〒930-0887
富山市五福777 - ホームページ
- http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/3044.htm
登録日:2019年7月31日