ID:61216
平成31年度春の特別展
実篤がみた女性たち
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
4月27日(土)-6月9日(日)
展覧会概要
平成31年度春の特別展 実篤がみた女性たち サネアツガミタジョセイタチ
幼い頃に父親を亡くしてから、二人の祖母、母、姉という女性に囲まれた環境で育った武者小路実篤は、その生涯で「女性」という存在から様々な影響を受けてきました。
その人生観を大きく変え、「第二の誕生」と自らが言うほどの初恋の人「お貞さん」への失恋は、実篤が文学へと踏み出すきっかけの一つとなりました。また青年期から美術鑑賞を好んだ実篤が愛した美術品の中には、女性を表現したものがあります。
女性たちとの交流や、美術品から感じとった女性の造形美は、実篤の作品の中にも反映されています。
自身の恋の経験から「お目出たき人」「世間知らず」などの作品を著し、家族や親しい女性たちの存在は、「友情」の杉子や「愛と死」の夏子などの、実篤作品に代表されるヒロインたちを生み出すことにもつながりました。
また油彩や水彩、素描といった様々な技法で実篤が表現した絵画の中には、造形美としての女性を描いた作品が残っています。実篤が出会った女性たちも絵画として表現され、中でも妻を描いた作品は、愛する女性を描く実篤の気持ちだけでなく、愛する実篤に描かれる妻の気持ちも感じることができます。
本展覧会では、そんな実篤の女性観を文学や美術の面から考えると共に、活動のキーパーソンとなった女性たちと実篤との関わりもご紹介します。
- 休催日
- 月曜日 (ただし4月29日・5月6日は開館、5月7日は休館)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 観覧料
- 大人 200円 小・中学生 100円
イベント情報
〈関連事業〉
読書講座「『友情』の杉子像をめぐって」
2019年に発表から100年を迎える武者小路実篤の代表作「友情」。現在も広く読み継がれているこの作品から、ヒロイン「杉子」を題材に、テキストで彼女がどう語られているのか、そしてどのように論じられてきたのかをお話しいただきます。
講 師 : 瀧田 浩 氏 (二松学舎大学教授)
日 時 : 2019年5月26日(日) 午後1時30分~3時
会 場 : 調布市東部公民館
参加費 : 250円 定員:20名
申込み : 往復葉書で実篤記念館まで。※5月12日(日)必着。応募多数抽選。
記入事項はHP参照、または実篤記念館へお問い合わせください。
〈展示解説〉
日 時 : 2019年5月10日(金)、6月1日(土)午後1時30分~ ※45分間程度
会 場 : 武者小路実篤記念館
解 説 : 清水想史(本展担当学芸員)
参加費 : 入場料のみ、当日直接会場へ
会場情報
調布市武者小路実篤記念館 チョウフシムシャコウジサネアツキネンカン
- 会場住所
-
〒182-0003
調布市若葉町1-8-30 - ホームページ
- https://www.mushakoji.org
登録日:2019年5月22日