ID:6121

絵画新世紀

会場

広島市現代美術館

Hiroshima City Museum of Contemporary Art

会期

2003年6月21日(土) ~ 2003年8月10日(日)

展覧会概要

絵画新世紀 カイガシンセイキ

この展覧会は、見る人に「こんな絵があったのか」と思わせるような、新しい時代を予感させる、新鮮なイメージに満ちた絵画と出会うことのできる展覧会です。また、美術を勉強している人たちや、これから美術を志そうとしている人たちにとっては、他人の真似ではない、他に紛れることのない、独創的あるいは個性的であるということが、どのようなことであるのか知ることのできる展覧会とも言えるでしょう。
6名の出品作家のうち、加藤美佳は自分で作った人形を写真に撮り、コピーで拡大して、絵画に描くという独自のスタイルで、作品を制作しています。また、高橋信行の作品は、構図やシルエットの輪郭、あるいは切り抜かれた図像を組み合わせた新たな風景を生み出し、長谷川純は、ファッション雑誌や看板に現れるような現代的な女性を、明るい色彩によるポップな画面構成で描いています。福井篤は、日常の光景をパステルカラーの柔らかな色面で表現し、シンプルな画面でありながら、奥行きと広がりを併せ持つ現代的な空間のセンスが見て取れます。法貴信也の作品は、下書きをせずに描かれる線が連なるうちに形になるという、自由な線の動きによって作られます。また、渡辺聡の、有名な建築物などの風景にドットをかぶせて描く作品は、現代における新しい風景画の可能性を示しています。
今、私たちの時代は、経済の問題や未知の感染症など困難や試練に直面しているようにも見えます。しかし、そんな不安に満ちた時代にも次の時代を目指して新たな美術の胎動が始まっています。この新しい世紀の初めに、新しい絵画のかたちと巡り合う「絵画新世紀」をお楽しみください。

主催者
広島市現代美術館、中国新聞社
休催日
月曜日(ただし7月21日は開館し、翌22日休館)
観覧料
一般910(730)円、大学生680(540)円、小中高生450(360)円※( )内は前売りおよび30人以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/
展覧会問合わせ先
電話082-264-1121

会場情報

広島市現代美術館 ヒロシマシゲンダイビジュツカン

Hiroshima City Museum of Contemporary Art

会場住所
〒732-0815
広島市南区比治山公園1-1
ホームページ
https://www.hiroshima-moca.jp/
更新日:2010年9月16日
登録日:1999年3月31日