ID:61194
荻原守衛生誕140周年記念
『傑作《女》を見る』
会場
碌山美術館
ROKUZAN ART MUSEUM
会期
2019年4月20日-9月29日
展覧会概要
荻原守衛生誕140周年記念 『傑作《女》を見る』 『ケッサク《 オンナ》ヲミル』
1910年(明治43)年、荻原守衛(碌山)が亡くなる直前に完成させた《女》は、明治以降の彫刻では第1号となる重要文化財指定を受け、今日においても日本近代彫刻の傑作として評価されています。
腕を後ろ手に組みながら上体は天空に向うポーズの表現は、相克を象徴するかのように浪漫性に溢れ、膝から頭頂部へ繋がる螺旋状の上昇感は、荻原が求めていた彫刻の生命を余すことなく伝えています。
《女》には、荻原が思いを寄せた女性、新宿中村屋の女主人、相馬黒光(本名:良)の面影が心象のモデルとなって表れています。苦難の姿とその先にある穏やかな表情は、悲恋の絶望と苦しみを克服し、美の境地へと昇華した荻原自身の心の姿でもあります。
本展では、黒光への想いが制作背景にある《文覚》、《デスペア》の二作品にも触れ、傑作《女》に見る荻原の精神的な深さと芸術の高さ、またそれらの時代における新しさについて迫ります。
- 休催日
- 会期中無休
- 展覧会ホームページ
- http://rokuzan.jp/%E4%BC%81%E7%94%BB%E5%B1%95%E6%A1%88%E5%86%85/
会場情報
碌山美術館 ロクザンビジュツカン
ROKUZAN ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒399-8303
安曇野市穂高5095-1 - ホームページ
- http://www.rokuzan.jp/
- 問い合わせ先
- 0263-82-2094
登録日:2019年5月22日