ID:60693

見ればわかる

横山華山 KAZAN A Superb Imagination at Work

上下巻あわせて約30メートル!
≪祇園祭礼図巻≫を一挙公開!

会場

宮城県美術館

THE MIYAGI MUSEUM OF ART

会期

2019 4.20SAT►6.23SUN

展覧会概要

見ればわかる 横山華山 ヨコヤマカザン 上下巻あわせて約30メートル!
≪祇園祭礼図巻≫を一挙公開!

KAZAN A Superb Imagination at Work

横山華山(よこやまかざん)(一七八一/四~一八三七)は、江戸時代後期の京都で活躍した絵師です。伝統や形式を重んじる諸画派に属さず、画壇の潮流に左右されない自由な画風と筆使いで人気を博していました。
横山家が曾我蕭白(そがしょうはく)と交流があったため、幼少時の華山は蕭白の作品に直接触れる機会が多く、独学で蕭白の絵を学びます。当時の著名な絵師・岸駒(がんく)に入門した後、呉春(ごしゅん)に私淑して絵の幅を広げた華山は、多くの流派の画法を身につけ、作品の画題に合わせて自由自在に筆を操りました。なかでも風俗画や祭礼図は華山の真骨頂で、その細やかな描写には現代の私たちも目が奪われます。彼の名声は当時日本中に広がっており、著名な画家を記した番付や夏目漱石の作品に名前が登場するなど、明治から大正の頃までは世間に知られた存在でした。海外でも早くから評価され、欧米の美術館に優品が多数所蔵されましたが、いつしかその名は知る人ぞ知るものとなっています。
祭りの様子を臨場感豊かに描く《祇園祭礼図巻》や、東北の地が描かれた《紅花屏風》(山形美術館・(山)長谷川コレクション 展示期間:四月二十七日~五月六日)といった代表作のほか、ボストン美術館など海外に渡った作品も里帰りする本展は、華山の初期から晩年までを通して、その多彩で幅広い画業を系統立ててご覧いただく初めての回顧展です。かつて有名であったにもかかわらず、忘れられてしまった絵師の全貌を掘り起こし、曾我蕭白や弟子たちの作品もあわせて、その魅力をご紹介します。

主催者
宮城県美術館、河北新報社、仙台放送、日本経済新聞社
協賛・協力等
協力=日本航空 協賛=野崎印刷紙業
後援=仙台市教育委員会、NHK仙台放送局、TBC東北放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、エフエム仙台、さくらんぼテレビ
休催日
月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日[火]
開催時間
9:30 ~ 17:00
(発券は16:30まで)
観覧料
一般 1300(1100)円/学生 1100(900)円/小中高生 650(500)円
※( )内は前売及び20名以上の団体料金

[前売券]宮城県美術館、藤崎、仙台三越、チケットぴあ(Pコード:769-517)、ローソンチケット(Lコード:21981)、セブンチケット、イープラス、日専連カスタマーセンター(アエルビル9F)、ニッセンレン・テラス セルバ店、河北新報社販売店、宮城県庁1階売店にて販売(2/16~4/19)

[リピーター割引]本展観覧済みのチケットを当館受付に提示いただくと、「横山華山展」を当日料金の100円引きの金額で観覧できます。他の割引との併用はできません。
展示替え情報
※会期中、展示替えがあります
展覧会ホームページ
http://kazan.exhn.jp/

イベント情報

記念講演会1≪祇園祭礼図巻≫を読む
―横山華山の描く華麗な祇園祭の世界―
5月18日[土] 14:00~
講師:八反裕太郎(本展監修・頴川美術館学芸員)

記念講演会2 横山華山ってどんな絵師?
―近世京都画壇と横山華山―
6月8日[土] 14:00~
講師:井上 海(千代田区立日比谷図書文化館文化財事務室学芸員)
※いずれも講堂、入場無料

ギャラリートーク[担当学芸員による解説]
4月27日[土]、5月25日[土]、6月1日[土]、6月15日[土]、 14:00~(約30分)
2階展示室入口集合 要観覧券

まちなか美術講座「再発見!横山華山」
5月11日[土] 13:30~
東北工業大学一番町ロビー 2階ホール
(仙台市青葉区一番町1-3-1 TMビル)
入場無料 担当:土生和彦(当館学芸員)

会場情報

宮城県美術館 ミヤギケンビジュツカン

THE MIYAGI MUSEUM OF ART

会場住所
〒980-0861
仙台市青葉区川内元支倉34-1
ホームページ
https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
更新日:2019年3月19日
登録日:2019年3月19日