ID:60510

京都国立近代美術館蔵

世紀末ウィーンのグラフィック

-デザインそして生活の刷新にむけて

会場

目黒区美術館

MEGURO MUSEUM OF ART TOKYO

会期

2019年4月13日(土)~2019年6月9日(日)

展覧会概要

京都国立近代美術館蔵 世紀末ウィーンのグラフィック セイキマツウィーンノグラフィック -デザインそして生活の刷新にむけて

目黒区美術館は、1987年の開館以来、近現代の美術だけでなく、生活美術やデザイン、建築といった分野にも着目し、企画展やワークショップの活動に反映させてきました。その中で、2009年に開催した『上野伊三郎+リチ コレクション展―ウィーンから京都へ、建築から工芸へ』は、京都国立近代美術館のご協力により、同館所蔵の、1920年代にウィーン分離派のヨーゼフ・ホフマンに建築を学んだ上野伊三郎とウィーン工房でデザイナーとして活躍したフェリーツェ・リックス(上野リチ)夫妻の作品・資料群を一堂に紹介したものでした。
2015年、京都国立近代美術館の収蔵品には、新たに世紀末ウィーンの優れたグラフィック作品がまとまった形で加わりました。当時のウィーンで生み出された版画や挿絵本とその原画、装丁、壁画の原画など、多様な表現による作品群で、アパレル会社キャビンの創業者、平明 暘(ひらあき いずる)氏が蒐集したコレクションです。 そして、2019年1月から2月にかけて、京都国立近代美術館で同コレクションの全貌が紹介されました。これに続き、今春、目黒区美術館で『世紀末ウィーンのグラフィック』展を開催いたします。
1897年のウィーン分離派設立から1914年の第一次世界大戦勃発まで、世紀末から二十世紀初頭のウィーンでは、グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に、新しい時代に相応しい芸術、そしてデザインの在り方が模索され、絵画、彫刻、建築をはじめ数多くの素晴らしい作品が生まれました。中でもグラフィックの分野は、印刷技術の発展や雑誌メディアの隆盛を背景にめざましく発展し、新しい芸術の動向を人々に伝え、社会に浸透させる上でも重要な役割を担いました。
本展は、京都国立近代美術館所蔵の約300件にのぼる膨大なグラフィック作品のコレクションを中心に、同じく平明氏旧蔵のリヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具一式を加え、世紀末ウィーンの息吹と魅力をお伝えします。

主催者
公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館、京都国立近代美術館
休催日
月曜日 ただし、4月29日(月・祝)及び5月6日(月・休)は開館し、4月30日(火・休)及び5月7日(火)は休館。
開催時間
10:00 ~ 18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
一 般 800(600)円
大高生・65歳以上 600(500)円
小中生 無料
*障がいのある方・その付添者1名は無料。
*( )内は20名以上の団体料金。
*目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります。(他の割引との併用はできません。)
展覧会ホームページ
https://mmat.jp/exhibition/archives/ex190413

イベント情報

【講演会 ①】
「世紀末ウィーンとグラフィック ― 総合芸術に見る民主化の試み」
日時:2019年4月20日(土) 14:00~15:30
講師:池田祐子 (国立西洋美術館主任研究員、本展企画者)

【講演会 ②】
「世紀末ウィーンの社会と文化」
日時:2019年5月12日(日) 14:00~15:30
講師:山之内克子 (神戸市外国語大学教授 [オーストリア、ウィーン文化史])

【大人のための美術カフェ 〈特別編〉】
「様式のない時代は可能か ― 世紀末ウィーンの建築から考える」
日時:2019年5月26日(日) 14:00~15:30
講師:本橋 仁 (京都国立近代美術館特定研究員)
*各回とも定員70名(先着順・席に限りがあります)、聴講無料(ただし、高校生以上の入場には当日有効の本展観覧券が必要です)。

会場情報

目黒区美術館 メグロクビジュツカン

MEGURO MUSEUM OF ART TOKYO

会場住所
〒153-0063
目黒区目黒2-4-36 目黒区民センター内
ホームページ
https://www.mmat.jp/
更新日:2019年3月5日
登録日:2019年3月5日