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平成30年度コレクション展 第4期 Collection Exhibition Ⅳ

●名品セレクション + 菅井汲
●特集 山田新一 -宮崎の美術-
●靉嘔の見た虹
●瑛九 -宮崎にて

会場

宮崎県立美術館

MIYAZAKI PREFECTURAL ART MUSEUM

会期

2018年12月21日(金)~ 2019年4月7日(日)

展覧会概要

平成30年度コレクション展 第4期 ヘイセイ30ネンドコレクションテン ダイ4キ ●名品セレクション + 菅井汲
●特集 山田新一 -宮崎の美術-
●靉嘔の見た虹
●瑛九 -宮崎にて

Collection Exhibition Ⅳ

当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、
県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

名品セレクション + 菅井汲
宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」 「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」 「海外のすぐれた作品」 という3つの柱にそって、作品収集を進めています。開館後20年以上を経て、総収蔵点数は4,000点を超え、充実したコレクションになっています。
ここでは、コレクションを代表する国内外の名品を選りすぐって紹介します。ピカソをはじめとする海外作家の名品、日本美術史に大きな足跡を残した国内作家の名品、そして当館の特色の一つであるシュルレアリスムコレクションの名品とともに、毎回テーマを変え、特定の分野やグループ等にスポットを当てた特集展示も行います。
今回は、生誕100年となる菅井汲の作品をまとめて紹介します。多彩なコレクションの魅力をご堪能ください。

特集 山田新一 -宮崎の美術-※1月9日(水)~
明治時代、日本の絵画は急激な社会の変化の中で転換期をむかえます。西洋の表現も取り入れられ、新しい「日本画」を求めた模索が始まりました。この時代に活躍した本県出身の日本画家として、伝統的な狩野派の流れを汲む山水画で力を発揮した山内多門がまず挙げられます。また、同時代に秀麗な美人画で認められていたのが益田玉城です。
一方、本県出身の洋画家では、太い輪郭線と鮮やかな色彩で独自の画風を追究した塩月桃甫が、大正5年に文展(文部省美術展覧会)に入選しています。また、力強い筆づかいで生命力あふれる女性像を描いた山田新一などが中央画壇で活躍しました。
今回は、宮崎県を代表する作家の作品を紹介するとともに、今年生誕120年を迎える山田新一の特集展示も行います。
本県出身の作家やゆかりの作家による作品の魅力をお楽しみください。

靉嘔の見た虹 ※1月9日(水)~
絵画のみならず、パフォーマンス、環境芸術、立体など幅広い分野で活動している靉嘔は、1958(昭和33)年に渡米し、ニューヨークを中心に活動した前衛芸術集団、フルクサスに参加しました。その当時、アメリカでは抽象表現主義が隆盛を誇っていましたが、「オリジナルとは何か」という追求を続けていた靉嘔は、抽象とは逆の具体的な表現を模索し、様々な活動に取り組みました。その後、人間の目で感じることのできる可視光線の虹色を使った制作を始め、「虹の画家」として知られるようになります。
ここでは、靉嘔が身の周りの物をカンヴァスに取り付け、虹色をかけた<inner Rainbow>シリーズを中心に紹介します。虹の迷宮に迷い込むかのような靉嘔の世界をお楽しみください。

瑛九 -宮崎にて
宮崎市出身の瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組みました。またその作風も、初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム(超現実主義)風、抽象的な作品など、多彩に変化しました
20代でフォト・デッサン集『眠りの理由』を刊行し、一躍美術界で脚光を浴びた瑛九は、様々な技法や表現を模索した後に、その集大成ともいえる点描による絵画空間へとたどり着きました。
今回の展示では、各領域の代表的な作品とともに、瑛九の宮崎での活動や交流のあった作家などを特集して紹介します。没後60年近くを経て、今なお輝き続ける瑛九作品の魅力をお楽しみください。

展覧会ホームページ
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/collection.html

会場情報

宮崎県立美術館 ミヤザキケンリツビジュツカン

MIYAZAKI PREFECTURAL ART MUSEUM

会場住所
〒880-0031
宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内)
ホームページ
https://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/
更新日:2024年10月22日
登録日:2019年1月22日