ID:59389
第70回 正倉院展 The 70th Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures
会場
奈良国立博物館
NARA NATIONAL MUSEUM
会期
平成30年10.27(土)-11.12日(月)
展覧会概要
第70回 正倉院展 ダイ70カイ ショウソウインテン
The 70th Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures
秋の奈良の風物詩ともいわれる正倉院展は、今年70回の節目を迎えます。今年は北倉(ほくそう)10件、中倉(ちゅうそう)16件、南倉(なんそう)27件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて56件の宝物が出陳されます。そのうちの10件は初出陳を含みます。
今年は聖武天皇ゆかりの平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)をはじめ、沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)、玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)、犀角如意(さいかくのにょい)など、珍貴な素材を惜しげもなく使い、技術の粋を尽くした華麗な工芸品が目を楽しませてくれることでしょう。
一方、今も身近な素材である麻は、古来様々な用途に用いられ、麻布は税として地方から都に納められました。今年は平成25年度から27年度にかけ、宮内庁正倉院事務所によって行われた特別調査を踏まえ、麻を用いた様々な宝物が出陳されます。麻と人間の織りなす文化史に思いを馳(は)せてみてください。
この他、正倉院宝物と同時代に、朝鮮半島に栄えた王国・新羅(しらぎ)に関わる宝物も多数出陳されます。唐との交流だけではない、奈良時代の多様な国際関係に、目を向けていただく機会となれば幸いです。
近年の様々な成果を反映した平成最後の正倉院展を、宝物を伝えた奈良の地でお楽しみください。
- 主催者
- 奈良国立博物館
- 協賛・協力等
- 協賛:岩谷産業、NTT西日本、関西電気保安協会、キヤノン、京都美術工芸大学、近畿日本鉄道、JR東海、JR西日本、シオノギヘルスケア、ダイキン工業、大和ハウス工業、白鶴酒造、丸一鋼管、大和農園
特別協力:読売新聞社
協力:NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、日本香堂、仏教美術協会、ミネルヴァ書房、読売テレビ - 休催日
- 会期中無休
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後6時
- (金・土・日・祝日は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般 当日(個人)1,100円 前売・団体1,000円 オータムレイト800円
高校・大学生 当日(個人)700円 前売・団体600円 オータムレイト500円
小・中学生 当日(個人)400円 前売・団体300円 オータムレイト200円
親子ペア 1,100円(前売) - ※前売券の販売は、9月12日(水)から10月26日(金)までです。
※親子ペア観覧券は、一般1名と小・中学生1名がセットになった割引観覧券です。前売のみで、販売は主要プレイガイド、コンビニエンスストア(一部)に限ります。
※観覧券は下記の窓口にて販売します。
当館観覧券売場、近鉄主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、PassMe!、dトラベル、日本旅行、ローソンチケット[Lコード:58400]、セブン・イレブン、チケットぴあ[Pコード:769-295]、CNプレイガイド、イープラスなど主要プレイガイド、コンビニエンスストア。
※団体は20名以上です。
※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円で、職員の方は団体料金でお求めいただけます。
※オータムレイトチケットは、閉館の1時間30分前から入場できる当日券です。(当館当日券売場でのみで、閉館の2時間30分まえから販売します)。
※この観覧料金で名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。 - 展覧会ホームページ
- https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/shosoin/2018shosoin_index.html
イベント情報
公開講座
10月27日(土)「鳥兜様の楽帽の復元について」
山片唯華子氏(宮内庁正倉院事務所保存課調査室主任研究員)
11月 4日(日)「月借銭のしくみ-古代の官営高利貸-」
栄原永遠男氏(大阪市立大学名誉教授)
11月10日(土)「正倉院三彩10話-正倉院に伝わる二彩・三彩陶器の特徴と謎-」
吉澤悟(奈良国立博物館学芸部列品室長)
時間:各回とも午後1時30分~3時(開場は午後1時)
会場:当館講堂
定員:194名(先着順) 聴講無料
※12時から講堂前にて、入場整理券を配布します(先着順、お1人様につき1枚)。
※入場整理券の受取の際には、本展の観覧券もしくはその半券、奈良博プレミアムカード等をご提示ください。
※入場受付は講座開始後30分で終了いたします。
正倉院学術シンポジウム2018
「正倉院宝物と新羅」
11月3日(土・祝)午後1時~5時30分
会場:東大寺総合文化センター金鐘ホール
事前申込制(詳細は当館ホームページ等でご確認ください。)
会場情報
奈良国立博物館 ナラコクリツハクブツカン
NARA NATIONAL MUSEUM
- 会場住所
-
〒630-8213
奈良市登大路町50 - ホームページ
- https://www.narahaku.go.jp/
登録日:2018年10月23日