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収蔵作品展
佐倉美術協会の70年
きょうもこのまちで だれかがえがく だれかがつくる
私たちは芸術がどうのこうのというより、楽しくと集っていたし。
ところが当時は絵を観にくる人が全然いなくて。
絵描きなんていうのは変わり者だということになっていたし、
時代的にも生活の為にそれどころではないという感じだったし。
自画自賛で楽しくやっていました。
活動も思うに任せなくなってしまいました。
美術協会だけは細々となくさない様にしてはいましたが。
それに、先生(プロの作家)と町の作家の考えが違ってなかなか難しかったですねえ。
素人とは一緒にできないという人もいたりして、
一方で楽しくやれればという人もふえてきました。
「おまえは素人だからだめだ。」なんていう人もいて
それでは美術協会を創った時の精神に合わないから
好きで描いているのが一番いいと思います。
専門家が入るということは大切なんですけど。
観る人を増やすということも同時に大切だと思うんです。
会場
佐倉市立美術館
Sakura City Museum of Art
会期
2018年5月12日[土]~6月24日[日]
展覧会概要
収蔵作品展 佐倉美術協会の70年 サクラビジュツキョウカイノ70ネン きょうもこのまちで だれかがえがく だれかがつくる
戦後間もない1948(昭和23)年、木村康正、高橋凡平、結田信の3人を中心に、絵を描くのが好きな数人集まって、佐倉美術協会が結成されました。まわりは「生活の為、それどころではない」という時代。しかし、地道な活動を続けるうち、市民の文化的な活動も広がっていきました。学校の先生やサークルで美術を教える人々も佐倉美術協会に参加し、工芸も出品されるようになり、市内の美術愛好者はその数を増やしていきます。
1981(昭和56)年、佐倉市教育委員会の主催で開催された第1回佐倉市秀作美術展では、浅井忠の作品や、全国的な団体展で活躍する作家の作品とともに、佐倉美術協会会員の作品も展示され、協会の活動はひとつの転換点を迎えたように思われます。
1994(平成6)年、佐倉市立美術館が開館すると、佐倉美術協会展、佐倉市民文化祭の美術展、新春佐倉美術展が毎年美術館でおこなわれ、多くの市民の作品が発表されるようになりました。
今年、佐倉美術協会は結成から70周年を迎えます。結成時のメンバーは世を去りましたが、その活動は受け継がれ、佐倉で絵を描き、ものをつくる営みは、ますますさかんになっているようです。
この展覧会では、佐倉市立美術館の収蔵作品の中から、佐倉美術協会に所属した作家の作品を紹介し、70年のあゆみをふりかえります。
- 主催者
- 佐倉市立美術館
- 休催日
- 月曜日(5月14日、21日、28日、6月4日、11日、18日)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (入館は17:30まで)
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/bijyutukyoukai70.html
イベント情報
●ミュージアムコンサート
日時:2018年5月20日(日) 14:00~
出演:水藤晶(ピアノ)
日時:2018年6月17日(日) 14:00~
出演:岩崎紀子(ソプラノ)・高尾愛子(ピアノ)
両日とも1階ロビー 申込不要 無料
協力:佐倉楽友協会
●ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
2018年5月27日(日)/2018年6月24日(日)
各日2回 11:00~・14:00~
会場情報
佐倉市立美術館 サクラシリツビジュツカン
Sakura City Museum of Art
- 会場住所
-
〒285-0023
佐倉市新町210 - ホームページ
- https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
- 問い合わせ先
- 043-485-7851
登録日:2018年5月29日