ID:57107
ホンマタカシ Takashi Homma
「Fugaku11/36-Thirty six view of mount Fuji」
「Fugaku11/36-Thirty six view of mount Fuji」
会場
TARO NASU
TARO NASU
会期
2018年3月8日(木)-4月7日(土)
展覧会概要
ホンマタカシ ホンマタカシコテン 「Fugaku11/36-Thirty six view of mount Fuji」
Takashi Homma 「Fugaku11/36-Thirty six view of mount Fuji」
古くからその独特の形状で「霊峰」として信仰の対象であり、日本を象徴するかたちのひとつでもある富士山。現存最古の富士図としてしられる平安時代の「聖徳太子絵伝」に始まり、葛飾北斎の連作版画「富嶽三十六景」など日本美術の歴史においても重要なモチーフとして特異な位置を占めてきた。
進行中のプロジェクトとして現在ホンマタカシは、北斎の「富嶽三十六景」を念頭におきながら、合計36点の富士図の制作を試みているという。今回はそのうちの11点の新作(モノクローム・カラーとも)を展示する。
ピンホールカメラで撮影されたホンマの富士は、撮影後、データ化され、ピンホール写真でありながらエディションを有するイメージとなり、ひとつの山がもつ複数の姿や多彩な表情を現出させるのである。
ふたつとない、唯一無二の存在という意味を込めて「不二」と表記されることもあったという富士山。「オリジナルと複製」という美術と写真をめぐる神話への言及、そしてこれまでもたびたびホンマが試みてきた、既存のイメージへのパスティーシュが交錯するかのようなホンマの「Fugaku」は、1000年間を超えて続く「富士をめぐる表象」にどのような新たな歴史を刻むのだろうか。
- 休催日
- 日月祝 休
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- 火-土 10:00-18:00
イベント情報
*reception for the artist:2018年3月8日(木)18:00-20:00
会場情報
登録日:2018年3月13日