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岡本太郎の写真―採集と思考のはざまに展 Photography by Okamoto Taro : For the sake of thought
会場
川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
会期
2018年4月28日(土)~7月1日(日)
展覧会概要
岡本太郎の写真―採集と思考のはざまに展 オカモトタロウノシャシン―サイシュウトシコウノハザマニテン
Photography by Okamoto Taro : For the sake of thought
岡本太郎は若い日に留学したパリで、画家としての方向を模索するかたわら、自分の行く道への裏づけを得たいという切実な思いから哲学や社会学に関心を
持ちます。そして人間の生き方の根源を探るべく、パリ大学で民族学・文化人類学を学びました。パリでは、画家だけでなく写真家たちとも親しく交流し、ブラッサイやマン・レイに写真の手ほどきをうけ、引き伸ばし機を譲り受けたり、戯れに展覧会にも出品しています。しかし、岡本が猛烈な勢いで写真を撮りはじめるのは、戦後、雑誌に寄稿した文章の挿図に、自分が見たものを伝える手段としてこのメディアを選んだ時からでした。
こどもたち、風土、祭りの熱狂、動物、石と木、坂道の多い街、屋根、境界。岡本がフィルムに写し取ったイメージは、取材した土地、旅先でとらえられたものです。見過ごしてしまうようなささいな瞬間の、しかし絶対的なイメージ。フィルムには、レンズを通してひたすらに見つめた、岡本太郎の眼の痕跡が残されています。旅の同行者である秘書・敏子は「一つ一つ、いったい、いつこんなものを見ていたんだろう、とびっくりさせられるし、そのシャープな、動かしようのない絶対感にも息を呑む。一緒に歩いていても、岡本太郎の眼が捉えていた世界を、私はまるで見ていないんだな、といつも思った。」と述べています
本展では、岡本がフィルムに切り取ったモチーフ、イメージを軸に、岡本太郎の眼が見つめ捉えたものを検証することで、絵画や彫刻にも通底する彼の関心・思考を探ります。
カメラのレンズが眼そのものになったような、岡本太郎の眼差しを追体験してみてください。
- 主催者
- 川崎市岡本太郎美術館
- 協賛・協力等
- 企画協力:楠本亜紀(写真評論家) 藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ)
協賛:株式会社堀内カラー - 休催日
- 月曜日(4月30日を除く)、 5月1日
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- (入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般800(640)円、高・大学生・65歳以上600(480)円、中学生以下は無料
- ※()内は20名以上の団体料金
イベント情報
レクチャーシリーズ
「写真・採集・思考」
企画・司会=藤原徹平(建築家)
第1回 紫崎友香(小説家)
日時=5月12日[土]14:00~
第2回 目(現代芸術活動チーム)
日時=5月19日[土]14:00~
第3回 下道基行(写真家)
日時=5月26日[土]14:00~
場所=美術館ガイダンスホール、企画展示室
定員=各回70名程度(要予約・要観覧券)
申し込み=電話のみ(044-900-9898)先着順
4月14日[土]10:00から受付開始
*日時・内容が変更となることがあります。
詳細はHPでご確認ください。
岡本太郎の写真から「てつがく」する
岡本太郎の写真から見えてくるものは何か、参加者と共に語り、話しあいます。
進行=神戸和佳子(哲学)、楠本亜紀(写真批評)
日時=6月24日[日]14:00-16:00
場所=企画展示室
対象=中学生以上
定員=15名(要予約・要観覧券)
申し込み=電話のみ(044-900-9898)先着順
5月26日[土]10:00から受付開始
会場情報
川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
- 会場住所
-
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5 - ホームページ
- https://www.taromuseum.jp/
登録日:2018年2月27日