ID:5678

細川家と宮本武蔵

平成15年度特別展

会場

永青文庫

EISEI-BUNKO MUSEUM

会期

2003年4月1日(火) ~ 2003年5月11日(日)

展覧会概要

細川家と宮本武蔵 ホソカワケトミヤモトムサシ 平成15年度特別展

剣豪として知られる宮本武蔵(1582~1645)は、59歳の時に肥後熊本藩主・細川家に客分として招かれました。藩の記録には、筆頭家老・松井興長(おきなが)の仲介により、寛永17年(1640)七人扶持、合力米十八石(のちに三百石)を武蔵に支給したことが記されています。

それまで一介の浪人であった武蔵が史実に登場してくるのは、この前後からであり、武蔵に関する歴史資料や書画のほとんどが、細川家と松井家に伝来しています。

2003年は武蔵が熊本の霊厳洞(れいがんどう)にこもり、「五輪書」を起筆した寛永20年(1643)から数えて360年目という記念すべき年に当たり、武蔵を題材にしたテレビドラマや展覧会が企画されています。しかし、その多くは吉川英治の文学と小説『宮本武蔵』、マンガ『バガボンド』などにもとづいたものとなっています。

そこで本展では、小説やマンガ、ドラマといったフィクションの世界に生きる武蔵像から離れ、細川家や松井家に伝来する作品・史料―「五輪書」、自作の書画・木刀類をはじめ、武蔵を抱えた三代藩主細川忠利(ただとし)、澤庵(たくあん)や柳生(やぎゅう)宗矩(むねのり)など周辺人物に関する資料等―を一堂に展示し、宮本武蔵の真の姿に迫るとともに、細川家と武蔵の交流を紹介します。

なお、現在熊本県立美術館に寄託されている宮本武蔵の水墨画「鵜図(うず)」、「紅(こう)梅(ばい)鳩(はと)図(ず)」、「芦(ろ)雁(がん)図(ず)屏(びょう)風(ぶ)」(3点ともに重要文化財)が、当館に里帰りし初公開されます。

主催者
永青文庫
休催日
月曜日(5/5は開館し翌日休館)
観覧料
一般 700円
学生 600円
小学生 100円
10名以上の団体 600円
展覧会ホームページ
http://www.eiseibunko.com/
展覧会問合わせ先
永青文庫 Tel.03-3941-0850

会場情報

永青文庫 エイセイブンコ

EISEI-BUNKO MUSEUM

会場住所
〒112-0015
文京区目白台1-1-1
更新日:2010年12月21日
登録日:1999年3月31日