ID:56299
修理完成記念特別展
Special Exhibition Commemorating of Conservation Work
糸のみほとけ Threads of Devotion
―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―
National Treasure:The Taima Mandala Tapestry and Embroidered Buddhist Imagery
祈りで紡ぐ珠玉の名宝、百花のごとく集結!
会場
奈良国立博物館
NARA NATIONAL MUSEUM
会期
平成30年7月14日[土]~8月26日[日]
展覧会概要
修理完成記念特別展 糸のみほとけ イトノミホトケ ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―
Special Exhibition Commemorating of Conservation Work Threads of Devotion National Treasure:The Taima Mandala Tapestry and Embroidered Buddhist Imagery
織物(おりもの)や刺繡(ししゅう)で仏の姿や浄土を表した作品があることをご存知ですか?
平面に表された仏の像といえば、多くの方は絵画を思い浮かべると思います。しかし、織物や刺繡による「糸のみほとけ」は長い歴史があり、多くの名品が生み出されました。とりわけ古代では糸のみほとけは本尊クラスでもありました。その隆盛のさまは天寿国繡帳(てんじゅこくしゅうちょう)(国宝、中宮寺)や綴織當麻曼荼羅(つづれおりたいままんだら)(国宝、當麻寺)、刺繡釈迦如来説法図(ししゅうしゃかにょらいせっぽうず)(国宝、奈良国立博物館)などから伝わってきます。中世以降、糸のみほとけは故人を偲(しの)んで作られることが多く、故人のものらしい髪を繡い込んだものも見られます。この展覧会は綴織當麻曼荼羅の修理完成を記念し、国宝に指定されている糸のみほとけ三点が勢揃いするほか、飛鳥時代から江戸時代に及ぶ名宝を一堂に展示します。中国・唐代の繡仏(しゅうぶつ)を代表する刺繡霊鷲山釈迦如来説法図(ししゅうりょうじゅせんしゃかにょらいせっぽうず)(大英博物館)が初めて日本で公開されるのも注目です。
- 主催者
- 奈良国立博物館、読売テレビ、日本経済新聞社
- 協賛・協力等
- 後援:文化庁、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送 協賛:ライブアートブックス 特別協力:當麻寺、川島織物セルコン 協力:繍匠樹田紅陽、凸版印刷、日本香堂、仏教美術協会
- 休催日
- 毎週月曜日※ただし7月16日・8月13日は開館
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後6時
- (入館は閉館30分前まで)
毎週金・土曜日と8月5日(日)~15日(水)は午後7時まで
(名品展は開館時間が異なります。詳しくは当館ホームページをご覧ください。) - 観覧料
- 当日 (一般)1,500円 (高校・大学生)1,000円 (小・中学生)500円
前売・団体 (一般)1,300円 (高校・大学生)800円 (小・中学生)300円 - ※前売券の販売は、5月14日(月)から7月13日(金)まで
※団体は20名以上
※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
※この観覧料金で名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます
チケット販売所:当館観覧券売場、近鉄主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、PassMe!、dトラベル、日本旅行、ローソンチケット(Lコード54243)、セブン-イレブン、チケットぴあ(Pコード763-289)、イープラスなど主要プレイガイド、コンビニエンスストア
※チケットの購入時に手数料がかかる場合があります
お得な先行ペアチケット
2枚1組2,500円(一般のみ)
当日券2枚を購入する場合と比べて500円お得!
会期中に2名で1回、または1名で2回ご利用いただけます。
5月13日(日)までの限定販売です。
チケット販売所:ローソンチケット(Lコード:54243)、セブン-イレブン、チケットぴあ(Pコード:763-289)
7月28日(土)と29日(日)は子ども無料日!
小・中学生は無料、同判の保護者は団体料金でご観覧いただけます。 - 展覧会ホームページ
- https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/ito/ito_index.html
- 展覧会問合わせ先
- ハローダイヤル:050-5542-8600
イベント情報
綴織実演
綴織の作品がどのようにして織られたか、実演しながら分かりやすく解説いたします。
【日時】7月22日(日)10時~16時 ※途中休憩をはさみます。
【場所】当館特別展会場 【実演・解説】川島織物セルコン
※当日特別展に入館いただいた方はどなたでも見学いただけます。
親子向けワークショップ 織ってみよう!糸のみほとけ
キットを使って簡単な手織りを体験しながら、展示されている綴織などのついて学ぶ親子向けワークショップです。出来上がった手織り作品はお持ち帰りいただけます。
【日時】7月29日(日)①10時~12時 ②13時30分~15時30分
※当日は子ども無料日のため、中学生以下は入館無料
【場所】当館地下回廊 【講師】奈良教育大学 大学院生
【対象】小・中学生とその保護者 ※申込方法等の詳細は、当館ホームページに掲載いたします。
【参加費】無料(ただし、同伴の保護者については、観覧券、又はその半券、奈良博プレミアムカード等のご提示が必要です。)
天寿国繡帳の繡い方を体験しよう
刺繡工芸家・樹田紅陽氏の指導のもと、本格的な日本刺繡を体験していただく大人向けのワークショップです。出来上がった刺繡作品はお持ち帰りいただけます。
【日時】8月5日(日)13時~16時
【場所】当館会議室 【講師】樹田紅陽氏(刺繡工芸家) 【対象】15歳以上 【参加費】1,000円 【ご用意いただくもの】糸切バサミ 【参加方法】当館ホームページからお申込みください。
※申込方法等の詳細は当館ホームページに掲載いたします。 ※参加費に観覧料金は含まれません。特別展をご覧になる場合は、別途観覧券をお買い求めください。
オリジナル手芸作品 展示コーナー
当展覧会の開催を記念して、一般の皆様から手芸作品を募集いたします。
来館者による人気投票がございます。
【募集期間】6月11日(月)~7月6日(金)
【展示場所】当館地下回廊
【応募方法】当館ホームページよりご確認ください。
公開講座
「国宝綴織當麻曼荼羅 ―― その図様と意義」
【日時】7月21日(土)
大西磨希子氏(佛教大学教授)
「繡仏の世界 ――刺繡釈迦如来説法図(奈良国立博物館蔵)を中心に」
【日時】8月4日(土)
内藤栄(当館学芸部長)
「飛鳥から奈良時代における刺繡と金糸の技法の変遷」
【日時】8月11日(土)
沢田むつ代氏(東京国立博物館客員研究員)
【時間】13時30分~15時(13時開場)
【開場】当館講堂
【定員】各194名
聴講無料
※ 各日12時から講堂前にて、入場整理券を配付します(先着順、お1人様につき1枚)。入場整理券の受取の際には本展の観覧券もしくはその半券、奈良博プレミアムカード等をご提示ください。
※ 入場受付は講座開始後30分で終了します。
第47回 奈良国立博物館 夏季講座
「素材から探る仏像のひみつ」
【開催日】8月22日(水)~24日(金)
【会場】奈良県文化会館国際ホール
応募方法や詳細は奈良国立博物館ホームページでご確認ください。
会場情報
奈良国立博物館 ナラコクリツハクブツカン
NARA NATIONAL MUSEUM
- 会場住所
-
〒630-8213
奈良市登大路町50 - ホームページ
- https://www.narahaku.go.jp/
登録日:2017年12月5日