ID:55310

フェリーチェ・ベアトの写真

人物・風景と日本の洋画

会場

DIC川村記念美術館

Kawamura Memorial DIC Museum of Art

会期

207年9月9日[土]―12月3日[日]

展覧会概要

フェリーチェ・ベアトの写真 フェリーチェ・ベアトノシャシン 人物・風景と日本の洋画

フェリーチェ・ベアト(1834-1909)は、19世紀半ばに中東やインド、中国などで撮影を行い、異国の風景や、インド大反乱、第二次アヘン戦争など戦場を記録する写真家として活躍しました。1863年には画家ワーグマンを頼り日本に赴き、幕末から明治にかけて、横浜を拠点に、江戸や長崎など各地で風景や風俗を撮影しています。1884年に離日しますが、ベアトが写した写真は、海外向けの輸出品として盛んになる、いわゆる「横浜写真」の嚆矢として高く評価されるとともに、150年前の光景を現代に伝えるものとして、われわれの眼に非常に魅力的に映ります。
一方、近代日本の視覚表現において、写真は重要な役割を果たしています。油彩画の技法と写真技術はともに西洋から日本に伝えられますが、洋画に取り組んだ画家たちは、場合によっては写真も参照しつつ、構図を学び、風景を見いだし、芸術性の高い油彩画をつくりあげてゆきました。
本展は、DIC川村記念美術館が所蔵する3冊のアルバムから写真約180点と、そこに見出される「人物(風俗)」と「風景」という観点において、日本における草創期の洋画作品18点をあわせて紹介するものです。西洋から日本に向けられた視線と、それを受けて日本で育まれた、芸術へと向かう視線を比較しながら、東西の文化の関わりを見つめなおす機会になればと考えています。

ベアトの生年に関しては1825年あるいは1832年とする説もある。

主催者
DIC株式会社
協賛・協力等
後援 || 千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会
休催日
月曜(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
開催時間
9:30 ~ 17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般1,300円(1,100円)、学生・65歳以上1,100円(900円)、小中学生・高校生600円(500円)
()内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html

イベント情報

講演会
フェリーチェ・ベアトの写真技術
9月23日[土・祝] 13:30-15:00
三井圭司[東京都写真美術館学芸員]
日本の面影
10月14日[土] 13:30-15:00
エバレット・ブラウン[元EPA通信日本支局長|ブラウンズフィールド代表]
いずれも予約不要、当日12:30より受付にて整理券配布
定員50名|入館料のみ
会場|レクチャールーム(13:00開場)

担当学芸員によるギャラリートーク
9月9日[土]、10月28日[土]、11月25日[土] 14:00-15:00
14:00 エントランスホール集合
予約不要|定員60名|入館料のみ

ガイドスタッフによる定時ツアー
上記講演会・ギャラリートークの開催日を除く
毎日 14:00-15:00
14:00 エントランスホール集合
予約不要|定員60名|入館料のみ

古典落語とハープ即興
演目|「死神」|「妾周」
柳家吉緑[落語協会二つ目]、彩愛玲[ハープ]
11月18日[土」 閉館後
3,800円|要予約|9月16日[土] 受付開始
詳細は当館HPでご確認ください

会場情報

DIC川村記念美術館 DICカワムラキネンビジュツカン

Kawamura Memorial DIC Museum of Art

会場住所
〒285-8505
佐倉市坂戸631
ホームページ
https://kawamura-museum.dic.co.jp/
更新日:2017年9月5日
登録日:2017年9月5日