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石川県文化財保存修復工房設立20周年記念

よみがえった文化財 Restored cultural assets

-加賀藩による文化財修復の歴史と石川県文化財保存修復工房のわざ-

-History of cultural assets restoration executed in Kaga Domain and Developing inherited skills of Ishikawa Cultural Properties Conservation Studio -

会場

石川県立美術館

Ishikawa Prefectural Museum of Art

会期

平成29年4月22日(土)~5月28日(日)

展覧会概要

石川県文化財保存修復工房設立20周年記念 よみがえった文化財 ヨミガエッタブンカザイ -加賀藩による文化財修復の歴史と石川県文化財保存修復工房のわざ-

Restored cultural assets -History of cultural assets restoration executed in Kaga Domain and Developing inherited skills of Ishikawa Cultural Properties Conservation Studio -

石川県は、1997年に石川県立美術館の付属施設として石川県文化財保存修復工房を開設しました。そして2016年には建物の老朽化に伴い美術館の広坂別館に隣接してリニューアルオープンし、主として地元北陸の文化財修復の拠点となるべく実績を重ね、本年開設20周年を迎えます。
修復工房では、(一財)石川県文化財保存修復協会の修復技術者が、指定文化財を始めとする多数の作品の修復を手がけてきました。このたび開設20周年を記念して、修復工房20年の歩みを修復実績作品により集大成するとともに、先駆的に文化財の保存・修復に取り組んだ加賀藩主・前田家による政策の貴重な所産としてユネスコ世界記憶遺産・国宝《東寺百合文書》や重文《一遍上人絵巻》を特別公開し、藩政期から修復工房開設に至る石川の文化風土を再認識しつつ、文化財の保存・修復の現状と今後の展望を考察する展覧会を開催します。
主な展示作品は《西湖図》(秋月等観筆・当館蔵)、《吾妻鏡》(巻子装・前田育徳会蔵)、江戸時代後期の和算家・測量家の石黒信由以下四代による和算、測量術、絵図作成などに関する資料群《石黒信由関係資料》(高樹会蔵)以上重文。《浄名院様御影》(狩野探幽筆・加賀本多博物館蔵)、《南蛮渡来図屏風》(本泉寺蔵)、《賦何人連歌》以上県文ほか、国宝1件、重文4件、県指定文化財22件を含む約70件を修復過程を紹介しながら展示します。

主催者
石川県立美術館
協賛・協力等
特別協力:(一財)石川県文化財保存修復協会
後援:文化庁・北國新聞社
助成:(一財)地域創造
休催日
会期中無休
開催時間
午前9時30分 ~ 午後6時
(入館は閉館30分前)
観覧料
一般800(600)円 大学生600(400)円 高校生以下無料
( )は20名以上の団体料金
※コレクション展示含む全館料金
展覧会ホームページ
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/4211/

イベント情報

◆記念シンポジウム
「文化財を守り伝える」(入館無料 先着順)
メインゲスト:前田利祐氏(前田家第18代当主)
基調講演:地主智彦氏(文化庁美術学芸課文化財調査官)
パネリスト
・村上 隆氏(高岡市美術館長・京都美術工芸大学教授)
・中越一成氏(一財・文化財保存修復協会代表)
司会:嶋崎 丞(石川県立美術館長)
日時:5月4日(木・祝) 午後1時30分
会場:石川県立美術館ホール

◆ギャラリートーク(展覧会観覧料が必要です)
会期中の毎週日曜日 午前11時から当館学芸員や修復工房の技術者が展示室で解説を行います
日時:4月23,30,5月7,14,21,28日

◆修復作業特別実演(参加無料)
修復技術者が修復作業の実演を交えて紹介します
日時:4月30日(日)
①午前10時~10時30分
②午後2時~2時30分
会場:修復工房見学スペース

会場情報

石川県立美術館 イシカワケンリツビジュツカン

Ishikawa Prefectural Museum of Art

会場住所
〒920-0963
金沢市出羽町2-1
ホームページ
https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
更新日:2017年4月11日
登録日:2017年4月11日