ID:53494
館蔵品展
Selection from the Permanent Collection
江戸の花鳥画 Flower-and-Bird Paintings in the Edo Period
狩野派から民間画壇まで
会場
板橋区立美術館
ITABASHI ART MUSEUM
会期
9/2土-10/9月祝
展覧会概要
館蔵品展 江戸の花鳥画 エドノカチョウガ 狩野派から民間画壇まで
Selection from the Permanent Collection Flower-and-Bird Paintings in the Edo Period
室内にいながら草木や鳥を愛で楽しむことのできる「花鳥画」は、時代や流派を問わず描き継がれてきました。花鳥画とは、山水画・人物画と並ぶ東洋画題の一つで、広くは、草花のみを描いた花卉図(かきず)、蜂や蝶のいる草虫図(そうちゅうず)、水中の鯉などを描いた藻魚図(そうぎょず)、さらには獣に花木を配した図をも含むと言われています。江戸狩野派が様式を確立し、民間画壇が充実した江戸時代には、花鳥画の表現・技法もより多彩になり、魅力溢れる作品が数多く生まれました。
本展の第1室では、江戸狩野派による花鳥画をご紹介します。江戸狩野派は、幕府の御用絵師として安定した制作を行う一方、新たな表現にも挑み続けました。花鳥画においても、その貪欲な姿勢が見て取れます。第2室では、写実的で色鮮やかな宋紫石(そうしせき)や諸葛監(しょかつかん)らによる南蘋派(なんぴんは)、江戸琳派の酒井抱一(さかいほういつ)や鈴木其一(すずききいつ)が手掛けた、洗練された作品をはじめ民間画壇の花鳥画を幅広く展示します。
江戸の地で花開き羽ばたいた、花鳥画の世界をどうぞお楽しみ下さい。
- 休催日
- 月曜日 (ただし、9月18日と10月9日は開館し、9月19日は休館)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 17時
- 入館は16時30分まで
- 観覧料
- 観覧無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex170902.html
イベント情報
■記念講演会 『江戸の花鳥画を「読む」愉しみ』
日時:9月23日(土·祝)14:00~15:30
講師:今橋理子氏(学習院女子大学教授)
当館1階講義室にて、申込不要、聴講無料、先着100名、当日直接会場へお越しください。
■ギャラリートーク
9月9日(土)、16日(土)、30日(土)、10月7日(土) いずれも14:00~14:30
担当学芸員が展覧会について解説します。
申込不要、参加無料、当日直接2階展示室ロビーへお越しください。
■鑑賞講座 『江戸の美術を行って見る』
当館での座学と「江戸の花鳥画」展に関連の深い展覧会に実際に「行って見る」ことで江戸美術を取り巻く世界を多角的に学びます。
スケジュール
10月1日(日)14:00~15:00 板橋区立美術館にて
講師:植松有希(当館 学芸員)
「江戸の花鳥画」展の見学・レクチャー
10月8日(日)14:00~15:00 さいたま市大宮盆栽美術館にて
講師:田口文哉氏(さいたま市大宮盆栽美術館 学芸員)
盆栽および「三代目尾上菊五郎改メ、植木屋松五郎!?―千両役者は盆栽狂」展の見学・レクチャー
11月5日(日)14:00~16:00 静嘉堂文庫美術館にて
講師:大橋美織氏(静嘉堂文庫美術館 学芸員)
庭園および「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~」展の見学・レクチャー
費用:受講料1,000円
(各地への交通費、さいたま市大宮盆栽美術館・静嘉堂文庫美術館観覧料、保険料が別途必要です。)
定員対象:30名(定員を超えた場合抽選)、全3回参加できる高校生以上の方
申込方法:往復はがきに以下の内容をご記入の上、お申し込みください。9月9日(土)必着。
①「江戸の美術を行って見る」申込 ②氏名(ふりがな)・住所・電話番号 ③年齢 ④以前に当館の講座を受講された方は講座名
※往復はがきは返信用にも住所・氏名を明記して下さい。
※宛先 板橋区立美術館「江戸の美術を行って見る」係
「江戸の花鳥画」展の作品は全て写真撮影ができます!
会場情報
板橋区立美術館 イタバシクリツビジュツカン
ITABASHI ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒175-0092
板橋区赤塚5-34-27 - ホームページ
- https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/
- 問い合わせ先
- テレフォンサービス 03-3977-1000
登録日:2017年3月21日