ID:53019
総合開館20周年記念
A RETROSPECTIVE FROM THE LATE SIXTIES ONWARDS
山崎博 計画と偶然 YAMAZAKI HIROSHI/CONCEPTS AND INCDENTS:
会場
東京都写真美術館 2階展示室
TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
会期
2017.3.7(火)ー5.10(水)
展覧会概要
総合開館20周年記念 山崎博 計画と偶然 ヤマザキヒロシ ケイカクトグウゼン
A RETROSPECTIVE FROM THE LATE SIXTIES ONWARDS YAMAZAKI HIROSHI/CONCEPTS AND INCDENTS:
このたび東京都写真美術館は、総合開館20周年記念として「山崎博 計画と偶然」展を開催します。本展は写真・映像を「時間と光」というエッセンスによって捉え、1960年代末より活躍してきた作家・山崎博 (1946-)の仕事をたどる公立美術館で初めての展覧会です。長時間露光によって太陽の光跡を視覚化した代表シリーズ〈HELIOGRAPHY〉をはじめ、〈水平線採集〉や〈櫻〉のシリーズなど代表的な写真作品と、また作家が写真と平行して追究してきた映像作品、さらに新作を含む出品作品200点によって、現代のコンセプチュアルな写真・映像の先駆者・山崎博の歩みを今日的な視点から通覧します。
山崎の作品は光の現象のもつ無限の豊潤さや時の流れを感じさせます。作家はつねに一定の枠組みや単純化された方法論をとりながら、「太陽」、「海」、「櫻」といった普遍的なものに一貫して取り組んできました。その作品は対象と装置、被写体とイメージの関係性を示唆するとともに、光の表現の豊かさや静謐で美的なクオリティを獲得しています。
70年代の初め、山崎は「いい被写体を探して撮る」ことへの疑いから、「被写体を選ばずに撮る」ことを模索し、自宅の窓のような制約のある風景、特徴のない単純な海景といった「与えられた枠組」の中で方法的な探求を行うスタイルに行き着きました。計画性にもとづく制作と、写真行為の中で起こる偶然性がその作品の大きな特質となっています。作家は「計画がなければ偶然もない」と言います。「計画と偶然」の二つの要素が相互に作用することで、山崎博の作品は成立しているのです。
本展は45年以上のキャリアにおよぶ作家の主なシリーズを通して、その表現世界の本質に触れる試みです。
- 主催者
- 東京都 東京都写真美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会
- 協賛・協力等
- 協賛|ライオン/大日本印刷/損保ジャパン日本興亜/日本テレビ放送網
- 休催日
- 毎週月曜日(ただし3/20[月・祝]は開館し、3/21[火]は休館、5/1[月]は開館)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (木・金は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般600(480)円、学生500(400)円、中高生・65歳以上400(320)円
- ※( )は20名以上の団体料金
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2574.html
イベント情報
対談「山崎博をめぐって」
2017年3月25日(土)
北野謙(写真家)×石田哲朗(東京都写真美術館学芸員)
2017年4月16日(日)
金子隆一(写真史家))×石田哲朗(東京都写真美術館学芸員)
各回|14:00-15:30
定員|各回50名
会場|東京都写真美術館 1階スタジオ
*当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。
*各回とも作家本人の出演予定はございません。
展覧会担当学芸員によるギャラリートーク
会期中の第2・第4金曜日14:00より担当学芸員による展示解説を行います。
展覧会チケット(当日消印)をご持参のうえ、2階展示室入口にお集りください。
*事業内容はやむを得ない事情で変更することがございます。あらかじめご了承ください。
会場情報
東京都写真美術館 トウキヨウトシャシンビジュツカン
TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒153-0062
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 - ホームページ
- https://topmuseum.jp/
- 問い合わせ先
- 03-3280-0099
登録日:2017年2月7日