ID:52639
総合開館20周年記念
アピチャッポン・ウィーラセタクン
亡霊たち
APICHATPONG WEERASETHAKUL
GHOSTS
IN THE
DARKNESS
会場
東京都写真美術館 地下1階展示室
TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
会期
2016年12月13日[火] → 2017年1月29日[日]
展覧会概要
総合開館20周年記念 アピチャッポン・ウィーラセタクン
亡霊たち アピチャッポン・ウィーラセタクン
ボウレイタチ
APICHATPONG WEERASETHAKUL
GHOSTS
IN THE
DARKNESS
このたび、東京都写真美術館は、総合開館20周年を記念して、国際的に活躍する、タイ出身の映像作家、映画監督・アピチャッポン・ウィーラセタクンの個展を開催します。アピチャッポンは、タイの東北地方を舞台に、伝説や民話、個人的な森の記憶や夢などの題材から、静謐かつ叙情的な映像作品を制作し続けてきました。アピチャッポンの作品は、写真や実験映像、ヴィデオ、インスタレーション、長編映画など多岐にわたる方法で、淡々とした日常のなかから人間の深淵を浮かびあがらせていく一方で、タイの現代社会に関わる移民や格差、政治などの社会問題にも密接に関わっています。本展覧会では、アピチャッポン作品の重要な要素でもある、目に見えない亡霊=Ghostをキーワードに、これまで直接的に言及されることが少なかった社会的、政治的側面に焦点をあてます。アピチャッポンが育ったタイ東北部イサーン地方は、カンボジアとラオスの国境に位置し、常に国軍からの差別や虐殺の長い歴史をもってきました。かつて共産主義者の拠点と疑われ、罪のない農民たちの大殺戮が行われたナブア村の歴史を10代の少年たちを通して考察する「プリミティブ」プロジェクトでは、現代の少年たちと過去の亡霊が交差する《Ghost Teen》(2009)や、長編映画《ブンミおじさんの森》(2010)などの作品を生み出しました。本展では同時に、映像本来がもつ美学的諸相を検証していくことで、アピチャッポン作品の魅力を当館の映像コレクション作品を中心に、ご紹介していきます。カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で発表された長編映画《光りの墓》(2015)にはじまり、パフォーマンス《Fever Room》(2015)の公演にいたるまで、近年ますます領域横断的にその活動を拡張し続けるアピチャッポンの映像世界をぜひご堪能ください。
- 主催者
- 東京都 東京都写真美術館/産経新聞社
- 協賛・協力等
- 助成 公益信託タカシマヤ文化基金
協賛 SHISEIDO - 休催日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館、ただし1月3日[火]は開館)
年末年始(2016年12月29日[木]~2017年1月1日[日・祝]) - 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (木・金は20:00まで)
2017年1月2日[月・振休]・3日[火]は11:00~18:00
入館は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般 600(480)円
学生 500(400)円
中高生・65歳以上 400(320)円 - ※ ( )は20名以上団体料金
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料 - 展覧会ホームページ
- http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2572.html
イベント情報
[上映]
アピチャッポン本人が選ぶ短編集 2016年12月13日[火]→2017年1月5日[木]
会場 東京都写真美術館 1階ホール(定員入替制/定員190名)
料金 当日券(1プログラムにつき)一般1,500円/学生1,200円/中高生1,000円/65歳以上1,000円/障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1,000円
リピーター割(本プログラム当日券または「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展のチケット提示)1,000円
休映日 2016年12月19日[月]、12月26日[月]、12月29日[木]~2017年1月1日[日]
上映作品(プログラム構成:アピチャッポン・ウィーラセタクン)
上映スケジュール 開場18:45 上映19:00 ただし、2017年1月2日[月・祝]、1月3日[火]のみ、13:00からの上映となります。
12/13[火]-A
12/14[水]-B
12/15[木]-C
12/16[金]-D
12/17[土]-A
12/18[日]-B
12/19[月]-休映
12/20[火]-C
12/21[水]-D
12/22[木]-A
12/23[金・祝]-B
12/24[土]-C
12/25[日]-D
12/26[月]-休映
12/27[火]-A
12/28[水]-B
12/29~2017/1/1-休映
1/2[月・祝]-C
1/3[火]-D
1/4[水]-A
1/5[木]-B
12/18[日]の上映前に監督の挨拶があります。
[シンポジウム]
「映像の不可視性をめぐって」
本展の重要なキーワードである、目に見えないGhost=亡霊から、アピチャッポン作品の背景にある歴史や政治、同時に映像本来にそなわっている「不可視性」という問題をテーマに、アジアへの造詣が深い識者との対話を通じてさまざまな立場から考察するシンポジウムです。
2016年12月18日[日] 15:00~17:30 英日通訳付
会場 東京都写真美術館 1階ホール
定員 190名(整理番号順入場/自由席/当日10時より1階ホール受付にで入場整理券を配布します)
出演 アピチャッポン・ウィーラセタクン(出品作家)ほか
[ギャラリートーク]
会期中の第2・第4金曜日16時および2017年1月3日[火]16時より学芸員による展示解説を行います。展覧会チケット(当日消印)をご持参の上、地下1階展示室入口にお集まりください。
※やむを得ぬ事情により、関連事業を予告なく変更することがございます。
※本展覧会は混雑した場合、入場制限する場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
※その他の関連企画・最新情報につきましては美術館ホームページをご確認ください。
会場情報
東京都写真美術館 トウキヨウトシャシンビジュツカン
TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒153-0062
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 - ホームページ
- https://topmuseum.jp/
- 問い合わせ先
- 03-3280-0099
登録日:2016年12月20日