ID:52532
光の詩人
内村皓一展
~白と黒の深淵~
会場
萬鉄五郎記念美術館
YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART
会期
2016 12月3日[土]~2017 2月19日[日]
展覧会概要
光の詩人 内村皓一展 ウチムラコウイチテン ~白と黒の深淵~
1914(大正3)年盛岡市に生まれた写真家・内村皓一(うちむらこういち)(1914ー1993)は、1940(昭和15)年関東軍に徴用され中国・奉天にわたります。翌16年から2年余りにわたって撮りためた3,000枚の写真は、戦争により厳しい生活を送りながらも生き抜く、生々しい市井の人々の姿をとらえた人物像や、戦火で傷付きながらも美しい奉天の風景などでした。終戦後そのなかから30数本のフィルムを荷物に忍ばせ帰国。残りは自らの手で焼却しました。
帰国後は花巻市で家業の印刷業を営むかたわら、1947(昭和22)年アムステルダム国際サロンでの「盗女」「ボロ」「流浪者」「不具者」入賞を皮切りに数多くの国際サロン展に出品。その入選作は2,000点を超え、1950(昭和25)年には、英国ロイヤルアカデミーサロン「瞑想」グランプリなど多くの受賞歴をもちます。また、戦後花巻に疎開していた高村光太郎と交流を深め「光の詩人」と称されました。さらに、写真クラブ「皓友会」を結成し後進の指導に努めるかたわら、各国の写真団体と交流展を開催するなど国際的なネットワークを築いていきます。1973(昭和48)年には岩手日報文化賞を受賞。昭和59年英国王室写真協会正会員。1993(平成5)年80歳で亡くなるまで後進の指導に尽力しました。
本展では、内村の奉天時代の作品50点に戦後サロンを中心に発表した女性像や「貌」シリーズをあわせ、初の大規模な回顧展として内村写真の全貌を辿り、郷土の美術家を検証します。
- 主催者
- 萬鉄五郎記念美術館
- 休催日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 開催時間
- 8時30分 ~ 午後5時まで
- (入館は4時30分まで)
- 観覧料
- 一般/400(350)円 高校・学生/250(200)円 小・中学生150(100)円
- ※( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/yorozutetsugoro/p007439.html
会場情報
萬鉄五郎記念美術館 ヨロズテツゴロウキネンビジュツカン
YOROZU TETSUGORO MEMORIAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒028-0114
花巻市東和町土沢5-135 - ホームページ
- https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/bunka/1019887/yorozutetsugoro/1002101.html
登録日:2016年12月13日