茶碗の中の宇宙

茶碗の中の宇宙 チャワンノナカノウチュウ 樂家一子相伝の芸術

初代長次郎、光悦の重文をかつてない規模で公開!

茶碗の中の宇宙とは、全ての装飾や美しい形を捨て、手捏(づく)ねによる成形でさらに土を削ぎ落としながら造形を完成させていった茶碗を用い、その茶碗によって引き起こされる無限の世界、正しく宇宙のように果てしなく広い有機的空間のことと捉えています。今から四五〇年前、長次郎という人物によって創造された樂茶碗は、一子相伝という形態で現在まで続いています。一子相伝とは、技芸や学問などの秘伝や奥義を、代を継ぐ一人の子に伝えていく行為です。また、長年制作が続けられている樂焼は、長い伝統を有していますが、しかし、それらは伝統という言葉では片付けられない不連続の連続であるといえます。長次郎からはじまり十五代を数える各々の代では、当代が「現代」という中で試行錯誤し創作が続いています。本展では、現代からの視点で初代長次郎はじめ歴代の「今―現代」を見ることにより一子相伝の中の現代性を考察するものです。正しく伝統や伝承ではない不連続の連続によって生み出された樂焼の芸術をご覧いただけます。

主催者

京都国立近代美術館、東京国立近代美術館、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿、京都新聞、日本経済新聞社

協賛・協力等

後援/京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会
協賛/日本写真印刷
特別協力/樂美術館、国際交流基金

休催日

月曜日、年末年始(12/28-1/2)及び1月10日(火)。
但し、1月9日(月・祝)は開館。※年始は1月3日(火)から開館。

開催時間

午前9時30分 ～ 午後5時

(入館は午後4時30分まで)

観覧料

(税込)
一般
(当日) 1400円 (前売・団体) 1200円
大学生
(当日) 1000円 (前売・団体) 800円
高校生
(当日) 500円 (前売・団体) 300円

※団体は20名以上
※中学生以下、心身に障がいがある方とその付添者1名は無料(要証明)
※前売券の発売期間は10月15日から12月16日まで(会期中は当日券のみ発売)
※「茶碗の中の宇宙」の観覧券でコレクション展もご覧いただけます。

チケットの主な発売場所/オンラインチケット[展覧会公式サイト]、 チケットぴあ[Pコード:767-876]、 ローソンチケット[Lコード:52449]、CNプレイガイド、ファミリーマート、セブン-イレブン、近鉄の主な駅営業所、京都新聞文化センター、JTB各店舗ほか※チケット購入時に手数料がかかる場合有

展覧会ホームページ

http://raku2016-17.jp/

【関連イベント】 いずれも会場は当館、詳細は公式サイトでご案内します。
①開幕記念講演会 講師:十五代 樂吉左衞門
日時:12月17日(土)午後2時～3時

②連続対談 ゲストをお招きして十五代 樂吉左衞門と対談します
日時:12月20日(火)、21日(水)、24日(土)、2017年1月4日(水)
各日午後2時～3時
ゲスト:京都市立芸術大学学長 鷲田清一(12/21)、金剛流二十六世宗家 金剛永謹(1/4)

③講演会「茶碗の中の宇宙」 講師:当館学芸課長 松原龍一
日時:2017年1月7日(土)午後2時～3時30分

①～③はいずれも先着150席、午前10時(講演会「茶碗の中の宇宙」は午前11時)より1階受付にて整理券を配布します。聴講無料(本展の観覧券が必要)

④十五代 樂吉左衞門のしつらえによる 特別茶会
日時:12月22日(木)、2017年1月4日(水)、9日(月・祝)
各日午後5時30分～、午後7時～ の2回開催 料金:1500円

⑤子どもワークショップ 十五代 樂吉左衞門といっしょに茶碗をつくろう
日時:12月23日(金・祝)午後2時～ 無料 ※小中学生対象

④、⑤は各回定員30名、事前申込制。詳細は公式サイトでご案内します。

京都国立近代美術館 キョウトコクリツキンダイビジュツカン

THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO

会場住所

〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町

ホームページ

https://www.momak.go.jp/

問い合わせ先

京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900